ヴィクトリア朝のワーキング・ガール、メイドたちの日常が
膨大な図版と、抑制された丁寧な文体で解説されています。
現代のOLがお局様への対策会議をskypeで行なったり
電話の取次ぎメモに工夫をこらしたりするように、
当時の女の子たちが暮らした家の内装、
身につけた衣装や小物といった“舞台”を詳細に見ていくと、
それぞれのメイドに“物語”あったことがぐっと身近に感じられます。
まるで、自分自身がその時代のメイドになったように。
『英國戀物語エマ』や『TVアニメーション黒執事』で
時代考証担当として、スタッフの想像力をかきたてる
お仕事をなさってきた村上リコさんならではの良書です。