ここに登場する46台の車に関しての思いは、年代によって分かれるはずである。40歳間近の私にとって、‘60年代の車は「写真で見たことがある」、’70年代の車は「走っているのを結構見たことがある」、‘80年代の車は「自分で(中古を)買って運転していたことがある」である。
幻の名車から普通の車に迷車に珍車。スポーツカーから軽トラまで。著者は様々な車に試乗するためにオーナーのところまで出向く。そして、その様子を実に楽しそうにレポートしている。
‘60年代の車は、自分には遠すぎて単にうらやましいなとしか感じなかったりするのだが、‘70年代になると、走っているのを見たことが結構ある車が多くなるので何だかムズムズしてくる。そして、’80年代になると中古で買って運転したかったがその機会がなかった車(‘84年型ランタボやそれとは全く趣の異なるピアッツァ)も登場してくるので、うらやましいを通り越して嫉妬すら感じてしまった。
罪な本だな、これは。