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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
中国東北地方に残る満鉄の遺産,
By utudanuki (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 図説 満鉄―「満洲」の巨人 (ふくろうの本) (単行本)
なんと言っても本書の圧巻は中国東北部(旧満州)に今も散在する満鉄(南満洲鉄道)の遺産のカラー写真である。旧満鉄本社はじめ、旧大連、奉天ヤマトホテルなど、芸術性高い建築が今に残されているという事実である。これは驚きである。また、満鉄という企業が、単なる鉄道会社ではなく、事実上の行政機関であったということもよくわかる。 学校も作り、図書館も作り、病院を作り、上下水道も作った。実に不思議な企業体といわざるを得ない。確かに侵略の尖兵として果たした役割も大きいが、現在も中国の人たちに有効に活用されている事実も見逃せない。
20 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
満鉄とは何だったのか?−−戦後生まれの建築学者が検証する満鉄,
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レビュー対象商品: 図説 満鉄―「満洲」の巨人 (ふくろうの本) (単行本)
以前、旧満州地域の或る大都市の市長が来日した際、その市長が、彼が市長を勤めるその都市は、日本の統治を経験して居るので、対日感情が良いと、(ついうっかり)発言したと言ふ話を聞いた事が有る。面白い話である。この市長は、正直な人だったのだろう。公式には、日本の満州統治を正当化する事など絶対に無い中国の要人が、うっかり、本当の事を口にしてしまったと言ふ処ではないだろうか。この本を読んで、私は、その市長の言葉は、真実に違い無いと確信した。この本は、1960年生まれの建築学者である西澤泰彦氏が、戦前、日本の満州開発を担った国策会社、満鉄を、主に技術史の視点から分析、叙述した本である。−−満州の現代史に関する、イデオロギー抜きの視点で書かれた、極めて興味深い本である。 戦前、日本が満州で行なった事には、良い事も悪い事も有った。だが、あえて天秤に掛けるなら、良い事の方が、はるかに多かった事を、この本は、静かに物語って居る。 (西岡昌紀・内科医/戦後61年目の夏に)
5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
島国日本が大陸に創ったインフラ整備の偉業を知って欲しい,
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レビュー対象商品: 図説 満鉄―「満洲」の巨人 (ふくろうの本) (単行本)
満鉄のインフラ整備を中心に書かれています。確かに、満鉄は一種の国策企業ではありましたが、中国人に対して悪行を働くどころか、高速鉄道網敷設、炭坑開拓、ホテル開業、病院や学校開設など、さまざまなインフラを気候・環境の遥かに異なる大陸に創造し続けていたのであり、それらの記録が本書に克明に記されています。本質的にそれらは現在へ一部継承され、中国の人たちは80年以上経った今も満鉄が遺したインフラの恩恵にあやかっているのです。"あじあ号"の高速鉄道技術の一部は戦後新幹線技術に還元され、21世紀に生きる我々にも多大な遺産を残してくれました。本書を読んだ方は満鉄の偉業を知って驚かれると思いますが、胸を張って讃えて欲しいと思います。
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