京都に何度か旅行に行き,寺社を巡ることが多かったのだが,よくよく考えたら日本建築のことなどろくに分かってないなぁと思い本書を購入した.
私のように日本建築にズブの素人でも最後まで読み通せたことは確かなので,初心者向けとしてはよくできているのだと思う.
図も丁寧で非常に分かりやすい.
他にも何冊か購入したのだが,本書は説明がとにかく詳しく,未定義語がほとんど出てこないので,モヤモヤしたものを抱えずに読み通せる(巻末の日本建築の特徴の名称について図解した部分は最初に読んだ方がよいが).
ところどころに書かれたコラムも興味深く,最後まで読み通させるのに一役買っている.
ただ,1つ残念なのは様々な寺社を挙げる部分で,寺社の由来,建築的特徴についての説明がどっちつかずになってしまっていることか(とは言っても,これは個人の好き好きだと思う).
日本建築には西洋建築に見られるオーダーやステンドグラスのような誰でも一目で分かる特徴がないため,最初からこのような割と詳しい本で勉強した方が曖昧さなく勉強できるのではないだろうか.