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図説 台湾の歴史
 
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図説 台湾の歴史 [単行本]

周 婉窈 , 濱島 敦俊 , 石川 豪 , 中西 美貴
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

周 婉窈
1956年台湾嘉義県生まれ。国立台湾大学歴史学科で学士号(1978)、修士号(1981)を取得後、アメリカ・イエール大学で博士号(1991)を取得。1991‐93年、カナダ・ブリティッシュコロンビア大学歴史学科で教鞭をとる。1994年に台湾に戻り、中央研究院台湾史研究所副研究員に就任、後に研究員(教授)となるが、2006年より国立台湾大学歴史学科教授。日本植民地統治期の研究を中心に、清代女性史、明清代の台湾史についても研究

濱島 敦俊
1937年生まれ。東京大学東洋文化研究所助手、高知大学、北海道大学を経て、大阪大学大学院教授を2001年3月定年退官、同名誉教授。同年4月から、台湾国立大学の教授。専門は中国近世史

石川 豪
1972年生まれ。2005年国立台湾大学大学院修士課程修了

中西 美貴
1975年生まれ。2003年国立台湾大学大学院修士課程修了、2005年より京都大学人間・環境学研究科博士課程に在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 229ページ
  • 出版社: 平凡社 (2007/02)
  • ISBN-10: 4582411061
  • ISBN-13: 978-4582411065
  • 発売日: 2007/02
  • 商品の寸法: 21 x 15 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 297,712位 (本のベストセラーを見る)
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33 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
台湾の歴史におけるよい入門書の一冊です。

もともとは台湾の人に台湾の歴史をわかってもらうために1997年に書かれた本です(そうです、台湾の人は台湾の歴史がわかっていません)。たくさんの写真を使いながら、難しくて複雑な歴史をわかりやすく説明していました。だからといって、物事を単純化にするのではなく、たくさんの資料を用いて、物事をいろんな面からとらえようとした作者の苦心が読み取れます。

日本では台湾は親日的という言説になりがちだが、実際の状況はもっと複雑で、その島に住んでいるたくさんの人々の異なる思いがあります。一面的な言説ではなく、このようなちゃんとした歴史書を読み、歴史背景を理解した上で、現在の台湾と日本、台湾と中国を考えるほうがよりよい未来のためになると思います。日本語版のため、戦後の部分が新たに書き下ろされた。現在の台湾の複雑な状況をわかるのに、とても参考になります。台湾に興味のある人に、ぜひこの本をお薦めしたい。
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22 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
台湾の歴史(平凡社、2007年1月発行)。著者は、台湾大学歴史学科周教授です。台湾通史としては、先史からごく最近までを扱っています。現職前は中央研究院台湾史研究所におられたせいか、従来の一般書に無い資料や写真も豊富です。
本書は、観光を扱った本ではありませんが、観光客が何度も台湾に行っていると芽生える、台湾って一体何?という興味に答える本でしょう。
戦後の光復については、民族間の断絶とコミュニケーションの難しさが存在していることを、事実から掘り起こして書いておられます。日頃台湾の人たちの意見が様々に分かれており、新聞を見てもTVをみても、支離滅裂、お祭り騒ぎ、出身母体が違うだけであれほど考え方が分かれるのは何故か、といったところが多少なりともその理由が理解できました。
また、228事件の記述から始まる戦後の戒厳令下での抑圧と統制の模様。それは涙無しには読み進めません。
でも、暗い話ばかりではありません。先史から現在までの事実が淡々と示されてあり、写真や挿絵も多く、予備知識が全くなくても台湾の通史を氷河期から現代までこれ一冊で理解しやすい仕組みになっています。
ただ、著者も書かれているように、現代史の部分が少ないです。他の類書も同じなのですが、やっぱりそれがネック。一番読んでみたかった部分だけに残念。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 図版を豊富に採録するなどの工夫で読みやすいだけでなく、内容的な特徴としては、第一に中台関係についてどのような立場を取るにしても、台湾が一つの政治的単位としてまとまっている現実を前提として現在の視点から台湾史を描き出そうとしていること(かつて日本統治期には日本史を、国民党政権期には中国史を押し付けられて、台湾人自身が台湾史を知る機会に乏しかったという問題意識)、第二に漢人中心史観から離れて、とりわけ原住民族の存在を織り込んだエスニシティの問題に注意を払っていること(かつてアメリカ史においてネイティヴ・アメリカンの存在が忘却されてきたことへの近年の異議申し立てと同様の問題意識)などが挙げられる。台湾史についてとっかかりになる本を読みたい場合には本書がおすすめだ。

 昨年、東アジア出版人会議による「東アジアの100冊」のうちの一冊として本書が選ばれたことを受けて台湾で刊行された増訂版には、原著初版になかった戦後篇の他、第10章「知識人の反植民地運動」、第11章「台湾人の芸術世界」も追加されている。日本語版でもいずれ改訂されることだろう。個人的には著者の論文集『海行兮的年代』(「海ゆかば」の時代)もとても良い本なので、こちらの翻訳出版も期待したいところである。
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