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図説 あらすじでわかる! サルトルの知恵 (青春新書インテリジェンス)
 
 

図説 あらすじでわかる! サルトルの知恵 (青春新書インテリジェンス) [新書]

永野 潤
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

孤独とうつの時代を生き抜く知恵を、「行動する哲学者・サルトル」を通して紹介。なるほど、実存主義ってそうゆうことか!

著者について

1965年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在はフェリス女学院大学、日本大学などで哲学、倫理学の非常勤講師を務める。日本サルトル学会事務局代表。

登録情報

  • 新書: 203ページ
  • 出版社: 青春出版社 (2011/7/2)
  • ISBN-10: 4413043227
  • ISBN-13: 978-4413043229
  • 発売日: 2011/7/2
  • 商品の寸法: 17.4 x 11 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Moral Minority VINE™ メンバー
「図説」とか「〜で分かる!」とか書いてある本にはどうも胡散臭さを感じる質で殆ど手を出さないのだが、やはりただ書名がそのようであるというだけで内容を読まずに軽蔑するのはある種の理不尽ではあると思う。実際この本は軽く一読してなかなか良い本であると感じた。

序章 サルトルと実存主義
サルトルはこう考える
第2章 サルトルの生涯
第3章 実存主義とは何か
第4章 サルトルの著作を読む
第5章 サルトルをめぐる人々

という目次を読むだけで分かる事なのだが、見ての通り本書はなかなか包括的にサルトルを解説しており、サルトルの思想は勿論、その生涯の伝記的記述もあり、さらには全著作の解説、さらにカミュやメルロポンティといった関連人物の紹介(これは諸々の哲学者の入門本でもなかなかないものだろう)まであり、コンパクトで平易な入門書という枠内では最善級の内容を持っていると私は感じた。

既にサルトルをよく知っているという人には精々復習か暇潰しにしかならないかもしれない(あるいは思想しか知らないというのなら伝記的記述などは新鮮なはずだ)が、入門書には十分最適だと言えるだろう。すぐに読めるのもよい。ちなみに私はまさしく思想の方は大体知っていたのでそれは復習しつつ、伝記や著作解説、関連人物の部分を役立てるような読み方をした。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
他のレビューでもおっしゃっているように、この本はよくまとまっていると思います。
「図解でよくわかる ニーチェの哲学」と同じように、第2章では詳しくサルトルの生涯、生まれてすぐ父親が亡くなり、12歳のとき母が再婚し、よくあるパターンで義父に反発し、劣等感にさいなまれた青春時代、(1級教員資格)(哲学)に2人とも合格(サルトルが1位、ボーヴォワールが2位)し、その後、22歳で運命の女性といわゆる「契約結婚」を結んだ。
64頁で3つの事件に見舞われた。69頁では第二次大戦のヨーロッパの地図ととともにサルトルの体験が説明されていて良く分かる工夫がされています。朝鮮戦争とともに反共ムードの時代にソ連・共産党を擁護した。その後もベトナム戦争に反対する。
第3章ではルビ付きで実存哲学のやさしい解説がされています。
人間の本質は行動を通じてあとから決まってくる。自分で自分を作る存在であり、自分のあり方を自由に選択する。人間は自由な存在で、自分をつくるという責任から逃れられない、自由の刑に処せられている。「実存は本質に先立つ」
第4章ではサルトルの主な著作のやさしい解説がなされています。
第5章ではサルトルと関係のあったカミュ、ボーヴォワール、メルロー=ポンティ、レヴィ・ストロースなどが取り上げられています。
高校生の時にはこの様な本に出くわさなかったので、自分の頭が悪いのではと苦悩していましたが、
明確・明晰な図解と説明とで頭がかなり整理できました。おすすめの本です。
サルトルの哲学は、私たちの存在を「外物との関係性」と規定しており、外部状況により作られる存在としての人間という視点を持っている。彼の哲学は主体性をとり戻す自由な存在としての人間の在り方を述べている。茂木健一郎「脳を活かす勉強法」の64頁に最近の子供たちは、人からどう見られているかとか、どんなブランドのものを持っているかという「人とモノとの関係」だけで自己を規定している
そこには自分の内側から沸き起こる「これが好きだ!」「これが楽しい!」という充実した状態を経験しないまま大人になっていく。この点が教育現場で危惧されるとあります。「人間の幸せは、生き生きとした興奮状態を人生の節々で持てること、日々新しい発見に興奮できることではないか」茂木さんも勉強法では一番にまず沢山の本を読むことを進めています。「洗脳力」苫米地 英人の本もどこかしら実存のにおいがします。「世界とは自分が認識したもののことである」「認識できる範囲だけがその人にとっての世界」競争社会しか認識しない=勝っても負けても幸せになれないシステム(競争社会)のなかにいる。競争社会=敗者を大量生産するシステム。ありもしない架空の自分と競争しても勝ち目はありません。それは無限の自己実現願望への挑戦です。私が何者であるかは私でなく他者)が決めていて、つまり他人との関係で規定される。多く成功法則本は「成功=競争に勝つこと」と定義してかかれて
いるが「競争に勝つこと=幸福になること」が成立しない。苫米地氏はその考えが我欲を満たすだけの低レベルな考えと述べています。
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