同じ企画による続編を出すとき、先の作品に対する世間の評価はどれほど参考にされるものなのだろう。
本書は『
図説女子高制服百科』の続編と位置づけられるが、Amazon書評子諸氏(小生含む・汗)が指摘していた要望等を酌んでくれたようには全然見えない。・・・いや、そりゃもちろん「参考にしてくれ」などと頼んでいたわけじゃないけどさ(大汗)。
『
図説女子高制服百科』で取り上げられていた“女子高校”の網羅性さえ、決して十分とは言えなかった。なのに、その網羅性を補完するでもなく、いきなり“共学校”へと範囲を拡大。これはまだ理解できるが、対象が増えた中で、なぜその高校が選抜されたのか、基準も理由もさっぱり見えない。
とくに、ワガママな感想と承知だが、評者が日常生活でよく見かける京葉地区の制服が全ボツ同然とは、どうにも納得できない。
制服のディティール紹介にしても、部分図や拡大図、変化図などを使うでもなく、引き出し線と文字での説明だけ。ブレザーのボタンに描かれた紋様とか、ブラウスの襟やソックスに入るワンポイント刺繍とか、そもそも構図的に見えづらい描き方をしている絵が多く、それだけでもイラつく。当事者の女の子にとっては、こういう細かな要素こそが、もしかしたら進学先決定の決め手となるチャームポイントかもしれないのに。
「スカートは膝上3センチ厳守」と説明がある制服のキャラが穿いているスカートが膝上25センチ(推定)に見える例に至っては、何をかいわんやだ。
複数の絵師が、という点も、評者は前作同様ある程度好感しているが、まさかそれに気を良くして調子に乗ったわけでもなかろうが、デッサンから狂っていると思しきイラストが数点ある。こちらにガンを飛ばすような表情も相変わらず散見されるし・・・。
第1弾の不備を軌道修正どころか、かえって欠点が増えたようにしか受け取れないのが非常に残念。評価は大甘あまのオマケ。