150機もの失敗作といわれる航空機を集めた本書。
日本のF2や米国のXB70バルキリー、F7Uカットラスなど有名な機体から
航空機に詳しくない私にとっては初めて知ることができた機体が多くあり、
短いながらの文章は紹介記事と基本データがよくまとめられていると思います。
それぞれの写真と図版に、具体的な「欠点」をキャプションとして取り込んでいます。
本書に記されていますが、失敗をあげつらうのはたやすいことです。
特に航空機の場合はその時々の科学や技術の最先端を体現したものであり、
なおさら批判が鋭くなるのは当然といえます。
現在では発達したコンピュータ・モデリングとシュミレーションの結果、
前時代に比べて駄作といわれるような航空機が生産されるようなことは
まずなくなったそうです。
失敗作といわれるような航空機でも、製作者たちの情熱から生み出されたことでしょう、
一機ずつの航空機にも物語があったということを想像しながら読んでみてはいかがでしょうか。