題名の通り,ローマが行った戦いについて書かれています。オールカラーで,図や絵が豊富で戦闘の経緯がつかみやすくなっているのが長所です。また,戦闘だけではなく,戦闘に関連のあるハドリアヌスの長城や剣闘士の紹介や戦闘に関係ない暴君を取り扱ったり,戦闘以外のところでもローマを理解できるようにしてあるのも良いです。
扱っている時代はローマ建国から西ローマ帝国の滅亡までです。また,執筆陣も,南川高志先生など専門の方々が書いているので信頼性があるといましょう。
しかし,すべての戦闘が網羅されているわけではないので,内容にはやや散発的な印象を覚えます。 ですので,ローマ史をまったく知らない人が読んでもわかりづらいと思います。
ですが,記述してある内容も歴史群像としてはマニアックな内容ではなく基本的な内容なので,マニアには物足りないと思います。
書物ではわかりづらい戦闘の様子をはっきり知りたい人にはお勧めいたします。