本書の各章の構成と概要は以下の通り
(1)成長しない経済(独立以後の歴史と経緯・指標考察)
(2)アフリカの農業(就業人口6割以上、生産性は世界の底辺)
(3)アフリカの製造業(雇用につながる産業無し)
(4)アフリカの対外経済関係(域内貿易・投資・援助の考察)
(5)地域経済協力(各地域における共同体の発展)
(6)4割経済大国南アフリカ(アフリカ最大の経済大国の現状)
(7)成長しない経済の行方(まとめ・展望)
執筆当時から8年以上が経過したため、本文中の統計データは
古い感が否めないが(主に90年代)、現時点においてなお、
アフリカ経済を考える際に挙げられる日本語の良書である。
著者が学部過程での講義で教本として使用したこともあり、
専門に進む方への良き入門書であると共に、
図説であるが故に全く知識がない方でも見ているだけで
アフリカの経済の深刻さが良く理解できる
優れた一般書の顔も持ち合わせている。
興味がある方には必ず一読をお勧めしたい。