本書は、SCMの成り立ちから入って、
SCMを構造化して説明している点で
屹立したわかりやすさを実現しています。
しかも、「計画業務」に重点的な力点をおいている点で、
唯一の書籍ですし、それだけでまともなことがわかります。
SCMというと、とかく物流だけとか、
実務経験がなさそうな評論家やジャーナリスト、学者の
机上の空論(失礼!)が多い中で、
多彩な導入経験に裏打ちされた内容は
秀逸、使える内容です。
ただ、技術書でない点で、
目の前の課題に困っている人に、すぐ
解決策に手が届くものではないかもしれませんが、
一般ビジネス書としては、相当内容の濃いものでしょう。
技術的なことは、直接問い合わせでもすれば
いいのかもしれませんが・・・
まあ、最近の癖として、すぐ答えを求める人も多いので、
私としても、「自分で考える」ことを大事にしていますが。
本書は「考える」ための素材をふんだんに与えてくれます。
概要としても、適度な深さと実績に裏打ちされた
論が展開されているので、非常に参考になりました。
あわせて
「だから、あなたの会社のSCMは失敗する」
も買いました。
この著者の本が長く読み継がれると良いですね。