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図解 統合リスクマネジメントの実践
 
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図解 統合リスクマネジメントの実践 [単行本(ソフトカバー)]

河村 幹夫
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,625 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

2011年3月11日の東日本大震災は、物理的・精神的な衝撃と被害を我々にもたらした。「未曾有」「想定外」といった言葉が飛び交うこの震災後の社会は、日頃のリスクマネジメントの不十分さを物語っているともいえよう。


では、来るべき「リスク」に備えるにはどのようにすればよいのか。


本書は、著者の約10年にわたる多摩大学大学院における「統合リスクマネジメント論」の講義内容に基づき、さらに分り易い解説を加えた”リスクマネジメントの教科書”である。一般ビジネスパーソン・学生諸氏に今回の大災害の与える教訓とか示唆も念頭において再構成し、これまでともすれば我国では希薄といわれていたリスクマネジメント意識に、必要な知識、感性のポイントを、図解を加えながら、できるだけわかりやすい形で具体的に説明する。99ページ全カラー刷りの一冊。


レビュー

「I章‐1 3.11 広がる波紋」8~10p
広がり続ける3.11の波紋

大地震、大津波、原発事故の三重苦を日本に与えた東日本大震災は発生から丁度3ヶ月たった時点(6月11日)でもまだ終息するどころか、その影響は波紋のように広がりつつあります。被災者の安全な避難も目途がたたない中で原子力発電所からの放射能汚染はあきらかに空中に、地上に、海に拡散を続けています。この戦慄すべき、絶望的な状況の中から私たちは何かして活路を切り拓いて日本の再生を実現し、私たちの子孫に、また世界中の人たちに新しい希望を与える努力を続けて行く責任があります。それは長い時間を必要とする困難に満ちたものでしょうが不退転の精神で何としても果さなければならないのです。ボクシングにたとえれば強烈な三連発のボディブローをいきなりくらったような状況ですから、私たちはまだこの衝撃がいかにこれから影響してくるか、またどの程度長く続くか予想もできません。

ただ私たちは再び震災前の状態に戻ると決めてかかるよりは、この災害の結果まったく新しい別の世界が展開される。それは不確実性に満ちた世界で、昨日までの日常は失われるが、新しい、より未来志向の強い価値観に基づいた希望のもてる社会を構築するのだという不退転の決意を必要とするものでしょう。足元ではまだ余震が繰返し起る状態の中で人々の心も揺れています。さまざまの新しいリスクが発生し、それらが常態化する中で個人・家計の人生設計も企業の経営計画も策定しなければならない、いわゆるニューノーマル(新しい普通)の時代がすでに始まっているのだとすれば、私たちは今こそその原点にある「不確実性とリスク」に正面から向き合い、理解することが必要となります。そうしないといたずらにリスクを避けようとする「リスク回避型」の消極的なライフスタイル、企業風土に支配されてしまうのです。

私たちは被災地の復興に情熱を傾けていますが、同時に、冷静な目で事態を直視し、判断し、最も効率的に対応する知恵も持たねばなりません。今こそ必要とされるのは、20世紀初頭の偉大なる経済学者アルフレッド・マーシャルの説いた「暖かい心と冷静な頭脳」であり、それに基づいた「実践的なリスクマネジメント」の理解であります。この小著では最も分り易い形でリスクマネジメントの基礎から始めて、政府、企業、家計そして個人の対応方法を具体的に説明するものです。
想定外は免罪符ではない

日本列島は昔から地震、津波、火山爆発などの天災に悩まされてきました。今回の東日本大震災ほどではないにしても過去に何度も大規模な自然災害を体験し、その度毎に得た知見を基にして次の災害の可能性とか規模を想定し、それに見合う対策を立ててきたはずです。それが今回の東日本大震災では多くの面で崩れてしまったのですから「未曾有の」とか「想定外の」という表現が多く使われ、時としては責任回避のための免罪符として利用されて、一般の人たちを洗脳しようとしているのでは、と発言の意図を疑いたくもなります。

ここで少し「冷静な頭脳」を働かせてみると、たとえば


登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 100ページ
  • 出版社: 多摩大学統合リスクマネジメント研究所; 初版 (2011/6/26)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4990589807
  • ISBN-13: 978-4990589806
  • 発売日: 2011/6/26
  • 商品の寸法: 21 x 14.8 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 160,899位 (本のベストセラーを見る)
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 山田
統合リスク管理を命題として考えてきた者にとり今回の震災は、今までの自分の生き方を含めて
深く考え直す機会となった。リスクマネジメントの第一人者である河村先生が、震災を受けて書
かれたこの本には、わずか99ページの中に、仕事においてだけではなく、家庭人としてまた社会
人としてリスクマネジメントをどう考えどう実践すべきかが平易に説かれている。リスクを取り
リスクに立ち向かおうとするすべての人々を励ますこの「図解統合リスクマネジメントの実践」
は、世のCROの良きバイブルとなる書物である。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 私達の生きる毎日は不確実性に満ちており、誰も明日の事はわからない。3月11日に発生した東日本大地震において私達はその事を現実に教えられた。
その際、東京電力や政府は「“想定外”の出来事」という説明を行なった。果たしてそうであろうか?

この点について、リスク分析に定評のある河村幹夫氏(多摩大学統合リスクマネジメント研究所長)は本書の中で「“想定外と”いう事はありえない」と説く。
なぜならよくリスクを検証してみると地震、津波、原発事故の可能性はあり得たと言えるし、対策を打てる余地もあったからである。

このような今回の大震災を素材として「日頃のリスクマネジメント」を冷静に分析して、やさしく解説したのが本書である。
本書は元三菱商事役員の河村幹夫氏が多摩大学大学院で10年間講義されている「統合リスクマネジメント論」に解説を加え一般の人に読みやすいように編集を
加えたものである。 
全体は3章からなり、1章リスクとは何か、2章統合リスクマネジメントの実践、3章統合リスクマネジメントの課題(CROの創出に向けて)となっている。
河村氏の解説は不確実性やリスクについて平易に書かれており大変読みやすい。カラー刷り94ぺージの薄い本であるがよく整理されている。

私達の人生はどのように入念に準備をしても完全な保障はないかもしれない。しかし本書にあるようなリスクを常日頃から“想定”しておく事は不可欠であると
思われる。
本書は、政府、企業、家計いずれの方でも異なった視点で読める書物であるので「入門リスクマネジメント」の教科書としてそれぞれに備え付けておきたい1冊で
ある。
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By 天使のくま VINE™ メンバー
 東日本大震災を受けて緊急出版されたものだが、その背景には、著者があらためて、日本政府の、あるいは企業のリスクマネジメントの未熟さをどれほど感じたかということがある。世界は、10年前にニューヨークで起きた2001年9月11日の同時多発テロによって、どれほど不確実性の高いリスクが巨大になっているのか、明らかになっていた。こうした時代にいかにして向き合うのか、リスクマネジメントについてコンパクトにまとめたもの。
 本書のポイントはいくつかある。まず、先の読めない真正の不確実性こそ、企業が対応すべきものであるし、そこに利益の源泉があるということ。また、そのリスクは災害だけではなく、金融や国家といったリスクもある。第二に、とりわけ企業内部の不祥事というリスクに対しては、コーポレートガバナンスをしっかりとさせることが重要だということ。また、リスク(プラスのリスク、すなわちチャンスを含む)は現場からよく見えるということ。逆に言えば、現場をおろそかにしていては、ガバナンスもない。また、第三に、リスクに対応するために、CRO(最高リスクマネジメント責任者)の設置が必要ということ。また、コンプライアンスのためには、CEO直結とし、COO以下の役員の不正にきちんと対処できることが必要。また、事業に対する幅広い知識と、非常時にはリーダーシップをとれるということも求められる。そうした人材の育成にはすぐに取り組むべきだという。
 リスクをとらない日本企業にとって、必読の本かもしれない。
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