私自身神社だとか寺についての知識はほぼゼロに等しい。ただ、なぜ○○なんだろう?という疑問は神社に対して色々と持っていたのだが、それについて明確に応えてくれているのがこの本である。非常に面白い。
そもそも、神社と寺の違いがいまいちわからない、それどころか一緒じゃないの?っていう人は是非読んでください。
神社の社号には6つあって、神宮・大神宮・宮・大社・神社・社があってそれぞれ意味があります。なるほど、頷かされます。
驚いたのが、
「古代においては男性の神主より、巫女のほうが祭祀において重要な役割を果たしていた。すなわち、神の降臨を願い、その神霊を憑依させて託宣を得るというのが、巫女の役割であったのだ。そして、神主はそれをサポートし、託宣を解釈するという役目を果たしていた。」
巫女さんってお手伝いさんのように思っていたのに、驚きです。
あと、面白いのが、
「庶民がさまざまな神さまをつくりだすのは、人がつねに現世利益を求める結果であろう。
(中略)
家内安全、無病息災、商売繁盛は昔からの定番としても、
(中略)
そのご利益は、神さまによって得手、不得手の分野がある。
(中略)
西宮神社(兵庫県西宮市)といえば、門前から本殿まで猛ダッシュでトップを競う新年恒例の「福男」競争と、阪神タイガースが開幕前に優勝祈願をする神社として知られている。
だが、タイガースが強くなりきれないのは、この優勝祈願のせいもあろう。じつは勝利の願掛けをするには、この神社はふさわしくない。なぜなら西宮神社は古くから恵比寿信仰の大社、商売繁盛の神さまだからである。
しかしそう考えると、たとえタイガースが弱くても甲子園はいつも虎ファンでぎっしり、経営的には安泰というこの幸せな球団は、西宮神社のご利益にあやかっているとしか見えない。」
他にもこの本には、神社礼拝のしきたりなども載っているので非常に勉強になります。
個人的には神社で結婚式をしたので、結婚式をする前に読みたかった1冊です。