経済ニュースは生活に密着しているが、なかなか分かりにくい。このニュースを、本書は良く噛み砕いて飲み込みやすくしている。
たとえば、1985年プラダ合意から1990年バブル崩壊までの流れが記述されている。バブルのキッカケはアメリカのクシャミだったようだ。つまり「アメリカがクシャミ(経済不況)をすれば、日本が風邪(深刻な不況)ひく」を、日本は招きたくなかった。だから日本は風邪薬(金利値下げ)に頼ったが、アメリカに言われて長く飲みすぎた。薬が余分なところ(株や土地)まで、効いてしまった。これはいかんと、日本は突然、薬をやめた。それで混乱(バブル崩壊)が起きた。駆け引きやら思い違いやらで、バブルが生まれたのに気付かず、日本国は浮かれた。そして、この後遺症(不良債権)は、未だ巷に残っている。
はたしてアメリカ引っ張る話題のTPPは、日本にとってどうなるか。バブル踊りの二の舞は、避けていきたい。結局、経済ニュースを理解すしかない。
生活に密着している経済ニュースだが、わかりにくい。「わからない」からこそ、いろいろな情報収集が必要である。本書はその情報ソースに役立ちそうである。