原則的に1項目が見開き2ページで構成され、図や写真と解説文から構成されています。写真も図はカラーで、はっきりとしたわかりやすいものです。特に図解は他に例を見ない良いできだと思います。解説文も平易で読みやすく、内容も適切に取捨選択してあります。また資料も必要なものは用意してくれています。
最初の40ページ(第1章)は、日本の気象現象で起こる災害や特徴的な現象を取り上げています。生活の身近なところから興味を引こうというところでしょう。
次の50ページ(第2章)は、気象予報士試験の学科一般試験の内容で、一般的な気象の原理をわかりやすく説明しています。
その次の30ページ(第3章)は、高層天気図や気象庁の出す気象情報の見方の解説で、これもたいへんわかりやすい。
最後の30ページ(第4章)は、日本海低気圧、移動性高気圧、北東気流といった典型的な14個の気象パターンを例にとり、衛星画像、地上天気図、高層天気図を使った解説を行っています。適切な図を提示してくれていますので、なるほどとよくわかります。
以上、たいへんおすすめです。繰り返しになりますが、図解(イラスト)のわかりやすさは図抜けているのではないでしょうか。内容的にもツボを心得ているような気がします。実は私は「チベット高気圧」「山雪型と里雪型」などは、この本で初めてなるほどと思いました。