この本はこれまでになかった斬新な作りの悪魔本で非常に面白いと思いました。
わたしは悪魔は結構好きなので、これまでにもキャラクター中心に扱ったものや有名な学者の書いたものなどを何冊か読みました。
どれもとても面白かったです。
それでも、この本は十分にというか、たっぷり楽しめました。
図解もむちゃくちゃに凝っている最高のものです。
最大な特徴はキャラクター中心ではないということです。
第一章。ここだけはキャラクター中心です。悪魔とは何かといった定義から始まり、有名キャラクターが並びます。それでいて悪魔がいかにして悪魔になったかがわかるような作りになっています。出典情報も詳しいです。
第二章。神学者や異端派などの悪魔論がわかりやすくまとめられています。複雑な話ですが、一ページで簡潔にまとめられており、図解も物語のようです。サタンとキリストが兄弟だというような異端派もあったんですね。
第三章。知っておきたい悪魔ネタが続いています。悪魔の三位一体とかサタンの家族とか悪魔の数字666とか。全体としてそうですが、あちこちに昔の写本とか画家の悪魔の絵が掲載されているのもとてもいいです。
第四章。魔女編です。魔女って悪魔の手先だったんですね。こんなに悪魔と関係があるとは知りませんでした。悪魔憑きや悪魔祓いといった、あまり見かけない話題までわかりやすく解説されていてよかったです。
第五章。魔道書です。ソロモン王の鍵、ソロモン王の小さな鍵のほかにもたくさん魔道書の解説があり、魔道書独自の悪魔の階級制度なども載っています。魔道具も満載です。大奥義書による悪魔召喚法もあります。
付録。ここにソロモン王の72悪魔が全部解説されていました。印章つきです。30体くらいは昔からある有名なイラストも付いています。こんなにコンパクトに72悪魔が解説されている本は初めて見ました。
長々と書きましたが、こんなふうに悪魔の話がまとめられている本は初めて見ました。
これまでに何冊も悪魔本を読んでいる人にも勧められると思います。