単に商品構成の概念論だけでなく、CCマトリクス(クラシフィケーション×クラシフィケーション)やCPマトリクス(クラシフィケーション×プライス)などの実務的な表があるので、すぐに業務に導入しやすい。本の中にあるチェックリストは業態類型によってはそのまま使えるものもあるだろう。
今やPCを使っての商品分析や売上分析は当然だが、PCのスキルには意外と個人の差が大きく、また各部署や個人が膨大な数表を持ち出してくることが多いので、逆に基本的な商品の動きが見えなくなってくることがある。その点でもこの本には基本的なピボットテーブルの使い方やバブルグラフの作成方法などが丁寧に書いてあり、社内の関係部署の分析手法を統一するのには向いていると思われる。
商品分類は本来顧客の使用目的やTPOSによって分けられなければならないはずなのに、いまだに製造部門やパッケージなどで分けられている業態類型も多い。顧客の立場に立ってどのような分類が便利なのかを考え直すいい機会になった。