古くからの吸血鬼伝承について興味がある人には、同社から出ているTruth in Fantasyシリーズ「ヴァンパイア−吸血鬼伝説の系譜」の方をお勧めします。
そちらは民間伝承や実際の事件を詳しく記述してあり、しかも挿絵入りなのでイメージも湧きやすいです。
こちらは逆に、現代の作家達が「吸血鬼」というイメージからどのような設定を作り出したかを知る手掛かりにはなると思います。
古くからの吸血鬼の話も載ってはいますが、やはり小説やアニメをカバーした分、削られてしまった感があります。
しかも、図解といっても紹介されている者たちのイラストがあるわけではありません。
人物や組織の相関図、あるいは地図が主となっていて、イメージを膨らませるには少し物足りない気がします。
幅広く吸血鬼物に親しんでいて、大抵の作品が解る人なら楽しめるかも知れませんね。
ただ、私としては「ヴァンパイア―吸血鬼伝説の系譜」の方が汎用性が高いと思います。