構成は、第1章、総論、第2章「先端材料・素材分野におけるナノテクノロジー」(カーボンナノチューブ、フラーレン、ナノメタルなど12テーマ)、第3章「ナノテクノロジーのための加工・計測技術」(ナノテク用のエッチング技術、X線による加工、解析など10テーマ)となっている。続く第4章では、産業別に産業技術に関連したナノテクノロジーの紹介が行われている。その内訳は、「エレクトロニクス・情報通信」(半導体ナノプロセス・デバイス、量子コンピュータなど13テーマ)、「化学・素材・環境分野」(化学IC,光触媒、人工細胞膜など16件)、「バイオ・医療・医薬(生命科学)」(ドラッグターゲッティング、人工骨など6件)、「エネルギー」(充電可能な大要電池など2件)、「自動車・機械」(超小型ロボット、マイクロおよびナノマシンなど5件)、そして、最終章では未来展望について述べられている。
本書で紹介されているさまざまな研究は、すでに実用化されていたり、研究段階であったりと進展状況がまちまちであるが、テーマごとに予想される研究期間や実用化されているかどうかが明示されているので参考になる。また、写真や図を多用しているため、直感的に理解しやすい。ただし、海外の研究との関連や各技術についての参考文献は充実しているとはいえず、やや残念である。ナノテクノロジーに興味のある人から、投資家や実務家などに向け、広くすすめられる1冊だ。(別役 匝)
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最も参考になったカスタマーレビュー
26 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
すばらしい!,
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レビュー対象商品: 図解 ナノテクノロジーのすべて (単行本)
ナノテクノロジーが影響を及ぼす分野を大きく分類し(材料,加工・計測,エレクトロニクス,化学,バイオ・医療,エネルギー,自動車・機械),さらにそれを細分化して個別研究分野ごとにセクションが分かれているのは読み進める順番を選ぶのに便利で,後から読みかえすのにも便利.また,個別研究分野ごとに別々の著者がいるため,専門家による一次情報を得ることができる(この本全体の著者数は百名前後).各章の説明は分かりやすく,それぞれの技術が一体何で,それによって何が可能になるかが明確に説明されている.図表,写真が豊富で,それがいつ頃実現されるかが個別分野ごとに示されているのも特徴だろう.新書レベルのナノテク入門書の次に読むと効果大なのではないか.
16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ナノテクノロジーの一流どころが全員集合!!,
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レビュー対象商品: 図解 ナノテクノロジーのすべて (単行本)
ナノテクノロジーは最近話題にはなっているものの、これはという書籍が無かったように思う。ナノテクノロジーと言っても分野は、星の数ほどある。この本は他のものとは違い、分野がきちっと整理されている。分野の中の各項目ごとに著者がおり、丁寧に噛み砕かれて書いてあり、わかりやすい。わかりやすいイコール中味が薄いというイメージがあるが、この本はそれをうまく回避している。著者にカーボンナノチューブの飯島澄男さんなどの一流研究者が勢揃いしているところが凄い。図や写真を多く使用してあり、非常に知的好奇心を刺激される。私にとっては、今年一番のとっておきの一冊。
16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
読んでいる時間を忘れさせる「ナノテク」解説書,
By 小泉純一郎 (神奈川) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 図解 ナノテクノロジーのすべて (単行本)
ナノテクに興味があるので、ちょっと高いけど思い切って購入しました。結論から言うと大正解!図や写真が多くて楽しく読めました。技術についての解説書を時間を忘れて読んだのは、久しぶりです。各項目ごとに、著者がおり懇切丁寧に書いてあって好感が持てます。今まで数冊ナノテクに関する本を買いましたが1~3人の著者が書いてることが多いんですね。専門でも無いことを無理やり書いてある感が漂ったりして、内容が薄いこともあったんですが、この本についてはそれが無いんです。項目も多くきちんと整理されおり満足度は高いです。何といっても、その技術が何年を目安に実現するかを各項目ごとに書いてあるのが、気に入りました。 値段が、もう少し安ければ星5コをあげたいところです。ナノテクについて知りたいという人にはこれをお薦めします。
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