ユース年代で高い実績を誇るエンポリユースの監督が記した練習メニュー本。
イタリア伝統の「ディアゴナーレ」「スカラトゥーラ」といった守備セオリーを身に付けるためのメニューが244種類網羅されている。
1年通すと最終的には(相手選手に見立てた)コーンの番号を次々言うだけで、守備体形を変化できるチームができるらしい。
守備を身に付けるための娯楽性・ゲーム性の高いメニューとはこういうものか、という発見がある。
課題は、「水色と灰色」の2色刷りなので、メニュー内容をすぐに把握出来る体裁になっていない。(この点では池田書店の「オランダに学ぶサッカー戦術練習メニュー120」の方がフルカラーで直感的に理解でき、差が大きい。)
またメニュー解説の文章も簡潔ではなく、随時ペンでラインを引きながらでないと、どういうメニューなのかは理解が難しい。
貴重なイタリアのノウハウを知るには読むに値する内容だけに、編集レイアウトにもう一歩の努力があれば良かった。