表紙が成美堂出版の「世界史」「日本史」「宗教史」とよく似ているため、そのシリーズ本と誤解して、あまり立ち読みをせず、書店で購入しました。余暇に気軽に目を通す読み物としては問題は無いと思いますが、歴史に少しでも詳しい人や関心がある人が期待をもって読む書籍としては次のような点に不満を感じました。1.図解と本文の構成がアンマッチである頁が目につきます。秀吉九州平定戦図解の頁では主に奥州動静説明、川中島戦図解の頁では三好・毛利・大友などの動静説明、厳島戦図解の頁では九州動静説明など。2.項と内容の考察不足を感じます。秀吉政権崩壊と関が原の戦い、という項の勢力図は1591年時点とされています。関ヶ原戦における東西所属大名の分布を掲載していただくのが妥当のように思いますが、それに相当する勢力図の掲載は他の頁でも見つけられませんでした。関ヶ原戦後の大名配置図はあります。ですが石高別の色別表示で外様・譜代などの識別表記はありません。3.細かい点で言えば、地図から壱岐や種子島(鉄砲伝来地)などが抜けており、佐渡や対馬の小勢力は記載を見つけられませんでした。以上