有限要素法解析の結果を活用する時の注意点について、解析設定から結果の読み方までを、数式を使わず、図解を中心にわかりやすくまとめられている本です。
CAD対応ソリッドモデラーが普及した今日、何でもソリッドで切ってしまう傾向がありますが(特にCAD組み込みFEM)、やはり、設計に活用するには、限られた時間内で如何に多くの結果を得るかが設計効率化の重要なカギとなります。ソリッドばかりに頼っている訳にはいかない場合もあるものです。
ソリッド要素以外の要素を使う時間が少なくなくなった今、特に8章は、初心者の方だけではなく、自分の仕事の正当性を保証するチェックリストとして活用されると良いでしょう。
有限要素法はまだまだ未完成の技術であり、メッシュ依存性、要素選択、等の経験的な意味合いが強く残っています。その経験的な面を補ってくれる書籍であり、別途、数学面を解説した書籍と組み合わせて活用されれば、ご自分の解析結果を保証できる一歩となるでしょう。