半導体とは何か、から始まってトランジスタ及びIC,LSIの基本的な構造を経て、設計の方法、最新の応用にいたるまで、この世界の主要な出来事がみな収められている。非常に分かりやすい文章と、図解の巧みさにより、特にエンジニアを目指す若い人たちにとって最適な入門書になっていると思う。またベテランにとっても、よくもここまで半導体技術が、成長したものだという感慨にふけることができるくらい、歴史も踏まえて全体を俯瞰している。ただ、ところどころ2003年版の名残(校正し忘れ?)を感じて、そこから半導体技術の進歩のすさまじさが分かるのは、ご愛嬌か。通して読んで楽しい本です。