図解入門シリーズの中では比較的固有技術に属するめっきについて書かれた本で
「社会の隅々にまで生かされるめっき技術を包括的に理解する!」とオビには
書かれています。
読後の率直な感想では、めっきの進展と適用範囲についての理解は深まりますが、
全くの入門者にとっては特に基礎の部分を補うだけの技術的な説明が足りず、
結果として最新技術を包括的に、とまでは言い難いと思います。
但し、著者が公設試験研究機関のめっき技術に関する、試験・技術指導に
携わっていることもあり、めっき不良と対策、関連試験、環境対策などについての
情報は入門書としては充実している印象を受けました。
めっきについて興味を持たれている方はめっき工程に関係する技術は他の書籍で
補って、最新のめっき技術の展開を知るために本書を手に取るのが適切ではないかと
思います。