本書は研究や仕事関連で日本における介護制度の概要を知りたいという人には向かない。あくまでも介護”ビジネス”に特化して書かれている。その意味では専門書である。
2011年の6月の法改正まで含めてかかれいる。この分野の本では制度の変化が激しいので新しくないと読む意味がない。記述では社会的な背景やそこに到る経緯に触れられているので非常にわかりやすい。また掲げられている表や統計グラフも豊富なので理解しやすく記憶にも残りやすい。
介護ビジネスの新しい領域にもかなり分量をさいて触れているので介護関連ビジネスの事業者や企画担当にとってもヒントになることが多い。
一言でいうと、制度の説明とビジネスの可能性や問題点がわかりやすく書かれた良書である。