とてもわかりやすい民事訴訟法の概説書。
定義と概念を簡潔で明瞭に記載。相互のつながりをツリー図などで示し、
仕組みを体系的に解説するという思想で、統一的に書かれている。
「図解入門ビギナーズ」となっているが、なかなかどうして、
項目を割愛することもなく、判例と学説の対立なども解説していて、
充実した内容になっている。読み方付き(これが意外と大事)の
重要用語集を含め全250ページ。
資格予備校作成のテキストのように、微妙な定義の違いとか、
例外中の例外の解説の(突然、細かな解説が始まる)部分が無いのが、
とても良い。(試験に出やすい部分なので仕方が無い面もあるが)
この本と判例六法と、あとは問題集だけやれば、司法試験は無理
としても、その他の試験は十分対応できるのではないかと思う。
企業などで訴訟に接することになって、急遽、民事訴訟法を
学ばなければならなくなったような人にもお薦めできる。