超高層ビルというとものすごくそびえ立つ摩天楼を想像するが、法律的には高さがたかだか60メートル以上を「超高層ビル」と呼ぶのだそうである。
序盤は世界で一番高いビルは?などの興味ある記述から始まるが、ページが進むほどに専門的な領域に入り込んで建築工事の”工程表”だとか現場から出る廃棄物、3R運動など完全にゼネコンの研修資料というような様相を呈してくる。終盤では電気、給排水、空調、防災などのビル管理に至るまでおよそ素人が知らなくてもいいような限界超えの資料が出てくる。さすがに最終章では我々でも気になる超高層マンションについてふれているが、やはりなぜか工法などのほうへ話が進んでいってしまっている。
日本初の高層ビルを建てた鹿島だけのことはあろうが、もうちょっとくだけたというか”使えるネタ探し”的に本書を手に取ると痛い目?に合う。
本書のはじめにで興味がわく好きなところから読んでくれとあるが素人はそれくらいで本書を置いたほうが良さそうだ。
レビュータイトルに偽りなしというと少々大袈裟か。