この本の主旨は以下の2点である。
1.経営を良くするには業績や目標を目に見えるようにしなければならない
2.見える化を実行するには著者の会社のシステムを購入するのがよい
以上の通り、非常にシンプルな事を、具体的な事例を挙げながら説明して
いるのが本書である。
この本を読んで、業績改善や効果的な戦略立案、戦略実行ができるように
なるわけではない。
経営の本質は、「見える化」した後、どのように問題点を洗い出し、どの
ように改善していくかという点にある。本書ではそこまでの記載はなく、
あくまでも「見える化」する事に主眼が置かれている。
情報システムを使って、経営情報を分かりやすく表示するのは簡単であり、
経営者としても「何かやっているつもり」になってしまうので、著者のよう
なコンサル会社にとっては飯のタネであるが、本当に難しいのはその後の
改善策の策定と実行である。
本書はレビュー評価が異常に高いが、高評価のレビューが特定日に集中して
行われている事や、レビュー者がこの著者の本しか評価していない事から、
レビュー内容を盲信するのは危険である。
この本に興味を持たれるような方は、冷静なご判断ができると思うが念の為。