表紙に描かれているのは、
タイトルに使われているラクダが本を運ぶモンゴルの移動図書館です。
本を受け取る子どもたちの笑顔、無心に本を読む姿が目に飛び込んできます。
「みなさんは、自分の町の図書館をあたりまえのものと思っているかもしれません。
わたしも以前はそうでした。でも今度本を借りるとき、
こんなにたくさんの本の中から好きなだけ選んで、無料で家に持ち帰れるみなさんは、
いかにめぐまれているかということを考えてみてください。」
まず著者は、はしがきで語っています。
わたしたちは、図書館と聞くと、
身近にある町の図書館の建物や学校の図書室を思い浮かべますが、
世界には、あちこちに移動する図書館、
しかもその移動手段は、バスやトラックや船だけでなく、
ゾウやラクダであったり、ロバの荷車や自転車であったり、
びっくりするような方法が用いられています。
この本は、そうした世界のめずらしい移動図書館を紹介します。
なんとかして本を届けようと献身的に努力する人たち、
そして、それを楽しみに待つ子どもたちの笑顔から、
いっぱい元気をもらいました。