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17 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
とにかく爽やかな小説,
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レビュー対象商品: 図書館の神様 (ちくま文庫) (文庫)
余分なものがなく、今まで出会ったことがないような、とにかく爽やかな小説です。主人公は、高校時代に打ち込んでいたバレー・ボールで、自分の一言から自殺者を出し、そこから離れる道を選んだが、何がしたいか解らないまま高校の講師になった清が主人公です。 そんな清が高校で出会ったのは、いやいや顧問をやるはめになった文芸部の垣内君です。 この二人のつかず離れずの絶妙の関係が素晴らしく、読んでいる者の心まで清々しい気持ちにしてくれます。 当然、傷ついていた清の心も洗われてゆき、やがて本格的に先生への道に進むことになります。 実はこの垣内君も中学の時のサッカー部の時代に、同様の傷を負って文芸部に来たのですが、二人の会話はそうした具体的な互いの「傷」の話にはゆきません。 それでも、川端康成や山本周五郎などの文学を読んだり、詩を作ったり、走ったり、サイダーを飲んだりといった、とりとめのない行為のなかから、二人のいいなあと思える関係は生まれてきます。 この二人の感情に流されず互いに思いやるそっけない言葉。 これが実に素晴らしい。 この感覚が、この本の読後感を素晴らしいものにしているのでしょう。 同時に収録されている「雲行き」も、なかなか楽しい短編です。
12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
本の素晴らしさ,
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レビュー対象商品: 図書館の神様 (単行本)
図書館に神様は本当にいるのかもしれない。この本を読み終わったときふとそう思った。 誰しもが何らかの傷を負って、日常を生きている。 文学、本、思考、
17 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
文学のススメ,
By マキコ "ひとり" (奈良県奈良市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 図書館の神様 (単行本)
瀬尾作品で初めて読んだ本、この本に出合えて良かった心から思えた一冊。心に傷を持つ高校の国語講師となったキヨは、たった一人の文芸部の垣内君と顧問として接していくうちに、自分の持つ正しさだけが全てではないと気付き成長して行く過程が丁寧に瑞々しく描かれている。垣内君とのやり取りが軽快で楽しく、キヨが成長の過程で文学の面白さにも気付くのがこの作品の面白いところ。この作品を読み終えると他にも沢山の作品に触れてみたくなるのだ。この作品は文学への窓口の様な作品だと思う。とても素敵な一冊、読んで損はない。
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