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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
仮定の世界,
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レビュー対象商品: 図書室の海 (単行本)
短編集のタイトルは著者が収録されている作品のなかから選ぶものです。今回のタイトルとなった「図書室の海」は処女作「6番目の小夜子」の中でちょっと触れられた設定を上手く飛躍させた見事な逸品です。いくら短編とはいえ、ちょっとした設定をあそこまで上手く書ける人は少ないでしょう。そしてここ2、3年で10冊近い本を書いた(しかも全てが奇天烈な設定)著者の、限りない創作意欲と想像力とを見せつけるかのような1冊。オススメです。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
バリエーション豊富な恩田ワールド短篇集,
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レビュー対象商品: 図書室の海 (新潮文庫) (文庫)
ホラー系でミステリアスな余韻を残す作品が多く収録されている。プロット重視傾向にあり、文章自体にそれほど味わい深いものを感じなかったので、読後感の印象が希薄で少々残念。恩田ファンにとっては、「六番目の小夜子」(新潮文庫)の番外編、「麦の海に沈む果実」(講談社文庫)のヒロインの幼少時代を描いた作品、「夜のピクニック」(新潮社)の前日譚などが読めるので、とってもお得感があるだろう。逆にこれらの短篇をきっかけに恩田陸の長篇小説を読んでみるのも良いかもしれない。短篇集のレベルで言えば、「光の帝国 常野物語」(集英社文庫)に軍配があがるのではないかと思う。2005年「新潮文庫の100冊」の一冊に選ばれている。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
恩田陸の世界,
By ゴン狐 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 図書室の海 (単行本)
表題の作品は「六番目の小夜子」の関根秋の姉が主人公の番外編ですが、学校を舞台としたお馴染みの設定が恩田陸特有の懐かしく不思議な風景で描かれます。どの作品も作者の魅力が存分に詰まっていて、読み終わった後は恩田ワールドにどっぷり漬かれます。ラストがないようなラストにも余韻が残り、作者の言葉の海に浮かんでいるようです。
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