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41 人中、39人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
著者には頑張って欲しいが、難病患者が読むと副作用が。,
By 鷺坂判内 "まさぞう" (神奈川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 困ってるひと (単行本(ソフトカバー))
難病患者の気持ちを率直すぎるくらい描写した本で、ここまで辛い症状、病気にも関わらず、健気に生きようとする姿勢に頭が下がるし、感心もしたし、また日本の医療現場の抱える多くの問題や福祉行政の闇に切り込んだ姿勢も素晴しいのだが、私自身が末期癌を患い、治る見込みもない状態で本書を読んだ結果、今まで自分が押さえ込んできた不安や鬱や辛い日々が読後にフラッシュバックしてしまい、涙が止まらなくなり、本書の副作用ともいうべきマイナス効果に打ちのめされてしまった。彼女の感じるような物理的な痛みは私の癌の場合には感じることはないのだが、心の痛みは末期癌も難病も同じなんだと痛感した。痛みのないだけ、私の方が恵まれているが、本書を読み通すのは辛すぎた。 医療とは良い医者との巡りあいに左右され、偶然の要素が大きく、また環境次第では難病は殆ど助からない(友人、家族の支援、経済的な状況で生き死にが左右される)というのは全くその通りだと思う。本書が売れ、著者が経済的に少しでも救われ、生きがいも生まれ、闘病への力となることを祈る。
91 人中、79人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
楽しく読めました,
レビュー対象商品: 困ってるひと (単行本(ソフトカバー))
まともなレビューは他の方が沢山書いているので自分は他の方の参考にならなさそうなレビューを(笑) 自分も自己免疫疾患系の難病を患ってるんですが 登場人物の「あの人」の考え方が凄く共感できました 辛くて電車で優先席に座りたくとも、はたから見れば健常者 座れない辛さより、座ったときの視線の痛さの方が辛いんですよね 笑ったり恋をしたりすれば、不思議と生きたいと思うようになる そんなことを当たり前のことを再確認できて嬉しかったです 治療の日々に疲れて鬱々とした気分になったとき この本のことを思い出せば明るくなれそうです
138 人中、119人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
加点式計測法,
By アヤ先生 (東京都文京区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 困ってるひと (単行本(ソフトカバー))
いつだったか、綾戸智恵が言っていた。「人生というのは戦場。弾丸が飛び交う中をほふく前進してるようなもの。 だから、死なないだけで立派。 それで余裕が出てきたら、お花生けてみたり、何でも好きなことしてみたらいい。」 生きていても何も達成できそうにない、という悩みへの回答だった。 「困っているひと」の著者は大学院在学中に原因不明の難病を発症する。 珍しすぎてどこに行っても病名がつかない。 全身の筋肉が炎症を起こし、少し動くだけで激痛が走る。 脂肪組織が変質して硬化したり、はたまた流出(片尻の「元脂肪」が流れて洞窟ができるくだりは衝撃的)したり。 普通の医者では手に負えず、「田舎に帰ったほうが」と言い渡される。 これがダメだったら死のう、と心に決めて訪れた専門医に救われ、(実際には病状は良くなっていないが)とにかく入院することができた。 普通の人は、幸福度を減点法ではかる。 幸せな理想の生活は、健康な体があり、素敵な伴侶がいて、経済的な問題もなく、親も元気で、子どももすくすく・・・ そこから足りないものを差し引いて「自分は不幸だ」と嘆くのは実のところ、それこそが不幸の素だ。 「ちゃんと治るから、お嫁にもいけるから大丈夫だよ」という主治医の気休めの言葉に 「お嫁どころじゃない、死なないかどうかの心配をしてくれ」と患者が思うのも至極当然である。 この本の著者は、そこを一足飛びに加点法にしてしまった。 というかそうせざるを得ない状況に陥った。 そして彼女は身体の痛みを抱えながら、なんと病院で恋までしてしまい、その恋のために一人暮らしをはじめてしまう。 加点式計測法のミラクルを目の当たりにした気分だ。 この先私が病気になっても、「どうして私だけが」とは絶対に思わないだろう。 (それにしてもNo麻酔の筋肉切り取り検査とか耐えられる自信はない) 本の印税が少しでも助けになることを願っている。
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