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「情報整理の歴史を眺めると、機器や道具は新しいものに代わっても、中心となるノウハウや考え方が進歩したとはいえない。結局は、どのようにアイディアの種を獲得し、それをどのように有効に役立てるかにつきる」
著者は、長年にわたりジャーナリズムの世界で、情報整理に心をくだき、相当の金額を投資してきた「経験者」である。
本書の内容は・情報整理と時間、本の整理、雑誌の整理、パソコンによる情報整理、発想法、文章作成法、情報整理法の歴史等であるが、一貫しているのは、嘘を書いてないなあという点である。
世にある情報整理本を読むと、ともすればその斬新な技法により、知的な生産性が飛躍的に高まるように思えてしまう。しかし実際には、行うのが不可能に近かったりする。
著者から伝わってくるのは、たえず「目的」を問う姿勢、なんのための情報整理かという、原点回帰の姿勢。そのため瑣末事に入り込まず、現実的な内容となっている。そうした点に共感を持てた。
有益な本であろう。
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