お二人の共通点は画一的文化に着目してるということのようです。私個人は団地を知りませんが、家の建て替えが進む世の中を尻目にいつまでも残る団地の放つ独特の雰囲気が気になり、こうなるまでを知りたかった(とはいえ高層のきれいなものも団地の後身なんですか)。その欲求は満たされました。
東京近郊の地域の言及が多いので、住まいが遠い方は面白さが半減するかもしれませんが、西武―東急、団地/ニュータウン―田園都市、(ソ連)―イギリスの対立軸などの解釈は、学問から遠い身としてはとても面白く読みました。
共産党のくだりも、地域をそのように読み解けることを初めて知りました。また、団地の未来(きれいになるか―優良な地域文化か)も気になるところです。
団地に関するもう少し繊細な分析は原のレッドアローとスターハウスの完結を待った方がいいかもしれません。