身内が食品流通に関わっています。本書にある情報はあまりにもいい加減だと思います。
確かにチリアワビやオヒョウの縁側を素材として使っている回転寿司や居酒屋はよくありますが、但し書きがあるのが普通です。そして何より、ブラックバスなどの淡水魚の生での使用は絶対にあり得ません(わざわざ正規ルートが存在しないブラックバスを用いるとかえってコストがかかります)。また、水産用医薬品に関しての、「養殖魚は抗生物質漬け」なる記述は大幅な誇張です(経口での投薬はそもそも吸収率が非常に悪いものです。使用した量そのものの数パーセントしか、魚の体内に取り込まれませんし、そもそもが、人体に悪影響を及ぼさない投薬量を厳しく法が定めています)。
存在する最悪のケースばかりを、レトリックで大幅に誇張して一冊の本に寄せ集めるとこうなるのかもしれません。そもそもが確かなソースではなく、「某チェーン店店長」などの伝聞で構成された情報なので、その信憑性は疑問です。ただ、本のインパクトは大きいなぁと感心しましたので、星2つの評価です。
収録されている情報そのものには根拠がないと判断します。多少なりとも期待して購入したのですが、正直、期待はずれでした。