灰原さんの画にはやはりこういう暗めの作品がぴったし合うと私は思います。
偏った性癖や恋愛感情を題材とした短編集です。登場する主人公達の関係が少しずつ繋がっている事もあり1冊スラスラと読み終えられました。
きっと誰しもが、人には決して打ち明けることが出来ない、他の人には理解できないような感情を持っていると思います。
その想いが深ければ深いほど、その深い森から抜け出すことは困難なこと。
そんな感情を抱きながら悩み苦しむ主人公達には疚しさよりも寧ろ人としての美しさのようなものを感じました。
この作品に登場した様な人が周りにもいるのかなと考えると少し楽しいカモ。
また機会があればこっちの路線で作品を出して頂きたいデス。
ダークな作品がお好みの方には是非、『回遊の森』で自由な恋愛に溺れてみては如何でしょうか。