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回想のセザンヌ (岩波文庫 青 558-1)
 
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回想のセザンヌ (岩波文庫 青 558-1) [文庫]

エミル・ベルナール , 有島 生馬
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

画家でありまた美術批評家でもある著者(1868‐1947)のセザンヌ訪問記。彼こそ当時、敵意、嫉妬、無視の中にあったセザンヌを、熱心に研究し、その真価をみつめていたきわめて少数のひとりであった。セザンヌはこの初対面の訪問客に、芸術の奥義を語り、また人生への不満を訴える。――偉大なる芸術家の人間的一面や、そのプロフィールを窺わせて興味深い。(解説=レオン・ヴェルト)

登録情報

  • 文庫: 94ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1953/6/15)
  • ISBN-10: 4003355814
  • ISBN-13: 978-4003355817
  • 発売日: 1953/6/15
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.2 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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画家・美術批評家であるエミール・ベルナールのセザンヌ訪問記です。かねてセザンヌを尊敬していたベルナールは、セザンヌの晩年に彼のもとを訪れ、約一ヶ月間、近隣に部屋を借りて生活します。本書は、その時の体験がもとになったもので、セザンヌから直に聞いたさまざまな話や、目のあたりにしたセザンヌの印象、生活の様子が語られています。そのなかには、有名な「自然は球体、円錐体、円筒体として取り扱わねばならぬ」という言葉も出てきます。セザンヌは気難しい性格で、あまり人を寄せ付けない人物でしたが、本作を読むと、厳格ではあるが、実は他者に対してたいへんな優しさを持った人物であり、自己の弱さを自覚しながら懸命に創作に打ち込んだ画家であったことを知ることができます。セザンヌに興味がある方、また美術がお好きな方にお勧めします。

注記 この本では旧漢字が使われています。ですから、慣れていない方には少し読みにくく感じられるかもしれません。
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By ロビン トップ1000レビュアー
Amazonが確認した購入
 画家を深く私淑していた美術評論家のエミル・ベルナールによる、近代絵画の父ポール・セザンヌについての回想録です。後年に作られた他のセザンヌ解説本によれば、本書の記述は誤りも含んでいるとのことですし、何しろ著者は大のセザンヌファンですから主観的な感想もあり,その辺りは少し気をつけて読む必要はあると思いますが、実際に一ヶ月間身近で生活した人間が書いたものなので、セザンヌを知るための貴重な資料であることは間違いありません。
 
 わたしは本書を含め数冊の関連本を読みましたが、セザンヌの人となりは、頑固で偏屈で繊細で人見知りで、しかし愛情深くて友情を大事にする誠意のある人物、という感じだろうかと思います。どちらかというとゴッホタイプの不器用な芸術家で、ゴーギャンのように洒脱で洗練された、パリジャンタイプの画家の真逆と言ってもいいでしょう(ちなみに、ゴーギャンはセザンヌを尊敬していたようですが、セザンヌはゴーギャンの絵を嫌っていたらしいです)。
 しかし、彼の芸術は自然に学び理論や客観を重んじる、素人には非常に難解なものです。2012年東京で『セザンヌ展』が開催されるので、出来る限り予習をしようという気持ちで色々読んでいますが、まだまだ勉強する必要がありそうだなと〜思いました。セザンヌが「これはわたしのことだ」と言ったという、バルザックの小説『知られざる傑作』も読んでみるつもりです。

 他のセザンヌ本としては、<知の再発見>シリーズの「セザンヌ」が個人的にお勧め。

 
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画家でもあるエミール・ベルナールが、最晩年のセザンヌを尋ねたときの記録。
晩年のセザンヌの様子や、絵画に対する想いが伝わる、貴重な記録。
有名な、”自然は、球体、円錐体、円筒体として取り扱わなければならぬ”という言葉も、この本の中で紹介されている。
そうした絵画論の一方で、スケッチに向かうセザンヌが、近所の悪ガキたちから、石を投げられていた、という意外なエピソードも披露され、興味深い。
気難しい印象があるセザンヌだが、晩年は人恋しくなっていたのだろうか?
突然訪問した、ベルナールを暖かく向かえ、死ぬまでその交流を続けたと言う。
ただし、残念なのは、本の薄さ・・・わずか100ページにも満たない。
もっと、多くの記録を残してほしかった。
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