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27 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
中途半端さの 儚さ,
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レビュー対象商品: 四月物語 [DVD] (DVD)
住んでいる国立でロケをしたということと たまたま今が四月ということもあって見る機会を得た。まず 一時間強という短い上映時間が上手い。ハリウッド映画がご馳走で満腹であるとしたら この映画は 腹八分目どころか 腹半分というところで終わってしまう。観た後の空腹感は 相当なものがあるが それが良い。腹いっぱいになるだけが食事でないことと同じである。 短い時間だけに 話の展開もあっさりしているし 各エピソードも何かがありそうでありながら 何も完結していない。その中途半端さが気になるが よく考えると 我々の青春自体が 何もかも中途半端で 完結していなかったことに気が付けさせられる。色々な夢や希望を持ち 何となくトライはするものの 所詮儚くなっていくということは 既に我々が通ってきた道ではないか。その意味では 主人公は 人生の入り口に立っただけで 何がこれからどうなるのやらは全く不明である。 そんな 宙ぶらりんな姿が なんともチャーミングである。 映画としていうと 松たか子が実に良い。彼女自身も間違いなく この映画が気に入ったと思う。松たか子のファンではない 小生にしても 本当に好感をいだかずには居られない。
29 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
卯月は私だ,
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レビュー対象商品: 四月物語 [DVD] (DVD)
楡野卯月は18歳。武蔵野の大学に進学するために故郷の北海道から上京してきた。独り暮らしを始めた彼女は大学の同級生にこう訊かれて言葉を濁してしまう。「どうしてこの大学に進学しようと思ったの?」。卯月がこの大学を選んだ本当のわけは…。卯月が上京した初日、まだ引越し荷物も届かぬ殺風景なアパートの部屋で畳の上にひとりごろんと横になるシーンがあります。7年前にこの映画を渋谷で見たとき、この場面で私も、そして私の周囲に座っている何人かの観客もはっと息を呑んだような気がしました。私を含めた人々がこの場面の卯月を見て、「あぁこれは、私だ」と思ったはずです。18の頃、何でも自分で決めてやっていけるという大きな期待と、何でも自分で決めていかなければならないという大きな不安を抱えたあの最初の日のことが、鮮やかに胸に蘇ってくる一瞬です。 この映画は親の庇護のもとを離れた少女が、周囲との距離を測りかねながらも、ゆっくりと自分の足で歩き始めようとする姿を描いた佳品です。
13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
何度見ても飽きない,
By view (東京都国立市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 四月物語 [DVD] (DVD)
何気なしに購入した中古DVD。それが今作。何十回見たか忘れたが、見る度に新鮮な息吹きを感じてる人は多いでしょう。自分の十代というのもこの映画の雰囲気通りの束の間の春眠にまどろんで、桜の舞い落ちる中で、掌から落ちた文庫本に目覚めるという、そういうパターンの十代の春の連続でした。 春眠癖というのも若い頃はいいのですが、歳とともに眠気がうっとうしくなるんですよね。十代の頃はあれだけ好きだった春という季節を思い出させてくれるとても味のある映画ですね。1度見ただけだと平凡な日常のスケッチに感じるのですが、後からじわじわと来るのです。 大学という所を幻想化してる気はします。現実はもっと殺伐としてるでしょう。しかし社会といういばらだらけの地獄に出る前にこういう執行猶予は必要でしょう。自分がそうでしたからね。 映画というのは夢を供給してくれるものと思ってるので、この映画の青春的要素は肯定してます。と同時に十代というのがいくらでも夢が見れて、人間的に固くなってしまった今となっては取り返しようがないことを痛感します。
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