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四人はなぜ死んだのか―インターネットで追跡する「毒入りカレー事件」
 
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四人はなぜ死んだのか―インターネットで追跡する「毒入りカレー事件」 (単行本)

by 三好 万季 (著)
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Product Description

出版社/著者からの内容紹介

日本中を震撼させた和歌山毒入りカレー事件。四人の犠牲者はなぜ死んだのか。医療過誤の可能性を鋭くついた文藝春秋読者賞受賞作


内容(「BOOK」データベースより)

中3の夏休みの宿題で史上最年少受賞!15歳の少女がインターネットを駆使して見つけたあの和歌山毒入りカレー事件の「盲点」とは?選考委員こぞって激賞、皇后美智子さまと同時授賞。第60回文芸春秋読者賞。

Product Details

  • 単行本: 214 pages
  • Publisher: 文藝春秋 (1999/07)
  • ISBN-10: 4163554300
  • ISBN-13: 978-4163554303
  • Release Date: 1999/07
  • Product Dimensions: 6.8 x 4.6 x 0.6 inches
  • Average Customer Review: 3.4 out of 5 stars  See all reviews (10 customer reviews)
  • Amazon.co.jp Sales Rank: #488,490 in 本 (See Bestsellers in 本)

    Category Ranking:

    #96 in   > ノンフィクション > 事件・犯罪 > 殺人
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36 of 43 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars 後からなら何とでも言える, 2005/1/30
 著者が新聞で集めたという患者の症状が26ページに載っていたので、これを読んだ上で、著者の推薦する開業医の病名思い出しデータベースにあたってみた。砒素中毒など全く出てこなかった。明らかに著者は「砒素中毒」のバイアスの下で情報を恣意的に選んでいると思う。ニュートラルな立場からの情報の取捨選択は神でもない限り不可能である。カレー事件以前の砒素中毒で、医師たちがギランバレー症候群と誤診したことも著者は批判しているが、砒素中毒よりもギランバレーの方がずっと確率が高いのだから、症状が部分的に重なっていれば、そう診断されても仕方がない。考えられるすべての可能性を考えて検査、診断している時間も費用も日本医療にはない。

この事件の被害者遺族たちが、死因は医療過誤だとして、保健所と医師たちを相手におこした民事訴訟は一審部分勝訴、二審全面敗訴であった。

もっとも、現場取材しているだけで、専門書を読んだりInternetをあたったりする程度の情報収集を怠ったマスコミの情報分析能力は、当時中学生だった著者のそれをさらに下回る。
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14 of 18 people found the following review helpful:
1.0 out of 5 stars 医療過誤?, 2009/1/5
By しば (日本) - See all my reviews
最近本棚の整理をしていたら奥から出てきたので、再び読んでみた。
やはり読み物としても自慢話ばかりで面白くないし、なぜこんな本が当時賞賛されたのかが理解できない。

確かに砒素中毒を見抜けずに正確な治療が遅れたのかもしれないが、
そもそもカレーに砒素が盛られているなんて確率的に考えられないであろう。
これは「和歌山毒カレー事件」から数年経つ現在でも同じであるそうだ(知り合いの医師から聴いたのだが)。

砒素中毒を見抜けなかったために患者が死亡したのは「医療過誤」だと断言してしまうのはどうかと思う。
実際に医療機関が遺族から医療過誤で訴えられており、本書は裁判を煽っていたとも言える。
訴えられる危険があるから救急医療ができないという医師が増えているそうだが、本書がこの現象を助長していたであろう。
これでは本当に助かる人まで助からなくなってしまうのではないか。一市民として、このような事態はとても不安である。
一部の国々で法制化されている、善意で行った行為なら不幸な結果でも処置をした人は罰せられないという「よきサマリア人の法」が、
日本でも早く法制化されることを切に望む。

<蛇足>
今は廃刊になったある雑誌に、
この筆者の父親が砒素の専門家で、父親の著作と同じような記述が本書でも見られることから、
父親が本書にかなり手を加えていたのではないかということが言及されていた。
事実はどうであれ、このような疑いを持たれるような人物に、大した身辺調査をせず賞を与えてしまった出版社は大いに反省すべきであろう。
そういえば、筆者はその後希望通り医師になれたのであろうか。
筆者が得意なインターネットで筆者を検索してみたが、本書が出版されて以降の筆者の動向はわからなかった。
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25 of 37 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars よく調べましたが, 2005/7/1
By sirou55 - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
著者はまず「カレーで食中毒なんてあり?」という疑問からネット検索を始め、ないことはないが、和歌山の事件にはあてはまらないと考えます。そしてその後青酸中毒、砒素中毒を原因として考え、最後に砒素単独中毒と結論づけます。

著者はそのために急性中毒と救急医学の専門書も買い込みます。そして犯人の犯罪意図もさることながら、医療に関わる人々の怠慢による「業務上過失致死」ではないのか?という疑問を提起します。

疑問を徹底的に調べ上げる著者の熱情には敬意を表しますが、医者や保健所の怠慢による「業務上過失致死」ではとなると、やりすぎと思える。
部外者の断片的事実をつなぎ合わせたものと、現場の数多くの情報や患者の訴えから限られた時間内に診断を下して直ちに治療を行わなければならない状況を同列に並べることはできない。
また最初から毒物中毒に対する処置がなされていたら四人の命が救われた可能性はきわめて高いというのもいかがなもんか?
もちろん、保健所がカレーを廃棄してしまう不手際もあったが、やはり結果論という印象はぬぐえない。

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