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四つの終止符 (講談社文庫 に 1-8)
 
 

四つの終止符 (講談社文庫 に 1-8) [文庫]

西村 京太郎
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

下町のおもちゃ工場で働く晋一は耳の不自由な青年だった。ある日、心臓病で寝たきりの母が怪死する。栄養剤から砒素が検出されたとき、容疑は晋一に集中した。すべてが不利な中で彼は無実を叫びつつ憤死する。そして馴染みのホステスも後を追う。彼をハメたのは誰?ヒューマニズムに裏打ちされた秀作。


登録情報

  • 文庫: 297ページ
  • 出版社: 講談社 (1981/10/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061362127
  • ISBN-13: 978-4061362123
  • 発売日: 1981/10/15
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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初長編 2006/2/27
西村京太郎の長編第1作です。聾者に対する社会の冷たい風を描いた社会派的な作品となっています。聾者の青年が病弱な母親に栄養剤を飲ませたところ、母親が砒素中毒で死んでしまいます。当然のごとく青年が逮捕されるのですが、彼の知り合いの女性が「聾者にとって唯一の支えであるはずの肉親を殺すはずがない」と考え、真相究明に乗り出すという話。素人が探偵役を務めることに対する不自然さがなく、彼女に対して自然に共感を持てるようになっているところがさすがは未来の巨匠です。

別に大掛かりなトリックがあるわけではないのですが、真相発見の為のヒントが随所にきちんとちりばめられており、本格推理としての骨格もしっかりしています。ところで、聾者に関する物語であるにもかかわらず、手話が一切出てこないことを不思議に思い、調べてみたところ、この本が書かれた1960年代には手話は聾者教育の場では認められていなかったのだそうです。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ミステリとしても一級ですが、下町の情景を非常に繊細に描写した作品という
印象が非常に強く残っています。
秋霖(しゅうりん)という言葉が最初分からなかったのですが、それでも小説
を読んでいくと、秋霖の冷たさが皮膚に伝わってくるような感覚に襲われたこ
とを、今でも忘れることはできません。
余談ですが、これを原作として、映画化もされたらしい。晋一少年を演じたの
が、田村正和!だったとのこと。私は未見ですが、これもまた「はまり役」だ
ったことでしょうね。一度是非見たいのですが・・。
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異色の傑作 2004/4/29
By idih
西村京太郎の作品はこれまで結構読みましたが、この作品は異色の傑作です。
謎解きの面白さに加えて、松本清張バリのヒューマンドラマ的要素が作品の主要テーマになっていて、
最近読んだ本の中では一番印象に残りました。
西村京太郎も昔はこういう作品を書いていたんですね。
もちろん、推理小説としても十分興味を持って楽しめます。

是非、読むことをお勧めします。

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