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囚われの王女と魔術師の娘 - 黒鳥伝 (C・NOVELSファンタジア)
 
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囚われの王女と魔術師の娘 - 黒鳥伝 (C・NOVELSファンタジア) [新書]

マーセデス・ラッキー , 依り , 原島 文世
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

〈白鳥の湖〉の魔術師フォン・ロットバルト男爵。その娘オディールも魔術師だった!? 黒鳥を軸に物語世界を大胆に解釈した決定版

内容(「BOOK」データベースより)

魔術師フォン・ロットバルト男爵によって昼は白鳥、夜は人に戻る魔法をかけられた少女たち。犯した罪に対する当然の罰だという父の言葉を信じて監視役を務めていたオディールは、余暇には魔術研究に励み、父親を満足させようと試みるが果たせず、鬱屈した毎日を送っていた。だが白鳥の女王に試練が課せられ、その罪の告白を聞くことでオディールの頑なな心に変化が生まれ…。ラッキー版「白鳥の湖」登場。

登録情報

  • 新書: 393ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2011/12/17)
  • ISBN-10: 4125011818
  • ISBN-13: 978-4125011813
  • 発売日: 2011/12/17
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 200,462位 (本のベストセラーを見る)
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ラッキーと言えば長年ヴァルデマールシリーズで過酷な状況の克服や自立を描いてきた方で、どちらかというと成熟した女性こそ共感が大きい作品を輩出してきたイメージでした。
しかし、今作は良い意味で「ラッキー流ジュブナイル」を読ませてもらったという気がします。

アン・マキャフリー女史との共著「歌う船」「旅立つ船」2作と似た匂いなのですが、あちらはSFであり共著です。
こちらは完全にラッキーテイストでありながら、小学校高学年〜中学生くらいの女の子にも読んでほしいと思うような物語に仕上がっていました。

有名すぎるほど有名な白鳥の湖をベースにしていますが、そこはさすがラッキーらしく、オデット(白鳥)とオディール(黒鳥)が単純な善悪の対比ではなく、それぞれに事情や感情があります。
主人公はオディールで、その周辺でオデットが絡んできます。最初は互いを、敵の娘/罰されるべき存在として、双方が物理的にも感情的にも距離を置いて接していますが、物語が進むにつれ段々と打ちとけ合っていくあたり、微笑ましく読み進めていけました。
また、王子とその気の置けない友人の関係は、序盤のオデットとオディールとのよい対比になっています。

個人的には、王子が嘘くさい綺麗事で固めたようなステレオタイプの「おとぎ話のプリンス」でないところが一番良かった点でした。
ラッキーとしては軽いテイストの物語ですが、こめられているメッセージそのものは不変だと思います。
オディールの将来が楽しみではあるので、もしシリーズ化されたら続けて買うと思います。
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