- 【 講談社ストアはこちら 】 - 西尾維新最新作『恋物語』やAKB48の『指原莉乃1stフォトブック』など今人気のタイトルや特集は講談社ストアへ。
登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
切なくなる短編集,
By
レビュー対象商品: 嘘をもうひとつだけ (講談社文庫) (文庫)
各章の容疑者は自分にとって大切なものを守るため『嘘』をつきます。 それは、名誉だったり、愛する人だったり…各章ごとに異なるのですが、 嘘をついてまで必死に守ろうとする姿は人間らしくて、 読み進めていくうちに切ない気持ちになりました。 私は文庫本しか読まないので続きの本が出ているのか分からないのですが、 もしも続きが出ているのであれば読みたいと思いました。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
自分を見つめられない弱さ,
By あり (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 嘘をもうひとつだけ (講談社文庫) (文庫)
加賀恭一郎が登場する5作の短編集。短編集としては新参者の方が格段に良かったが、これも楽しめた。 特に「狂った計算」にぐっときた。 私も実家は九州の田舎だ。 田舎出の亭主関白な男は、どうしても素直に表現できない。 染みついた関白ぶりを発揮してしまう。 そういうものであって、何ら悪気もない。 たぶん夫の母親も、そういう風に立ち働いてきたのだろう。 「仕事を残しておいた」というのは嫌みではない。 文体が主人公の女性の独白として書かれているため、 そのように写ってしまったとも読み取れる。 田舎出の亭主関白な男は、独りよがりな愛情に陥る。 ましてや、東京育ちの女性には理解しがたい。 このギャップは相当に大きく、歩み寄りがないままであれば、 決定的な溝になっていく。 この作品は、単なる男女の愛憎劇ではない。 どうしても分かり合えない文化の違いが底流にある。 田舎の雰囲気がよくわかる故に、作者の描く背景が悲しい。 そして、「冷たい灼熱」では、親が娯楽に興じるなか、 子供を車中におきざりにする、近年よくみる悲劇を扱う。 その背景に、満たされない日常生活、互いを思いきれない夫婦の姿が。 「第二の希望」では、“娘のため”との美名の裏に、実現できなかった夢を追い、 結局それが"自己愛"でしかなかった母の姿を追う。 本質は“自分のため”であったが故、娘を裏切って愛人を作る。 そうとは自覚せず、直視せずに。 自分を直視できなかった弱さが全ての因であったことに気づく。 全てに共通しているのは、結局、利己的な自分を直視できず、 不幸が重なりあうというもの。 不幸を生む原因は、自分にもあることを見つめられなかった。 全て犯人の視点で描かれているが、その主観を排除し、 客観視するならそういうことか。 それらも包含して物語を綴る、 東野圭吾は深い人間観を持っているとあらためて思う。 これは作者の力量を知れる良作だ。
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
東野作品としては物足りない,
By
レビュー対象商品: 嘘をもうひとつだけ (単行本)
どこにでもいそうな普通の人が犯してしまう犯罪。その犯罪を隠すために嘘をつく犯人。 そして捜査にあたる加賀刑事は、犯人に嘘を重ねさせることで、その矛盾を暴き、犯罪を解決させるという短編集である。 作者の実力は随所に感じられるが、作者のほかの作品と比べると、今ひとつのできか? 何となく子供の頃にみた「刑事コロンボシリーズ」を思い出してしまった。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|