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21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
嘘つきゆーたんと逆さまあーちゃん 虚構の中の現実,
By 四季 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈7〉死後の影響は生前 (電撃文庫) (文庫)
『待望』という言葉をこれ程までに余すことなく使ったことは今までありませんでした。前巻のあとがき、そしてこのラノ2008での完結表記などで「終わっちゃったのかぁ……」と寂寥感に浸りつつも心のどこかでは「きっとみーまーは帰ってくる」と信じて過ごした日々も、今は良い思ひ出です。 7巻が出ると知った時のはしゃぎっぷりときたら、客観的に思い返してみると我ながらドン引き通報レベルでした。 もし自分が犬だったら確実に尻尾は千切れていたと思います。八つ裂きですね。 そんなわけで期待MAXだったわけですが、その期待を三馬身ぐらい上回る内容で、限界突破の面白さでした。もうお腹一杯、大満足です。 でわでわ、少しだけあらすじ的なものをば。 体育館襲撃事件から2か月、大江姉妹の住処であるアパートを舞台にお約束の殺人事件が発生する。 有り余る暇を潰すべく、仲良し4人組が考案・企画したゲームに飛び入り参加する湯女。 そして茜は無事、グラタンを口にすることが出来るのか。 というお話です、要約下手でごめんなさい。 なんといっても、今回は主人公都合の為、万年浴衣美人、湯女が騙り部となりお送りするんですよ。 ××とは一味違った一人称で、捻くれ具合は言わずもがな、脱線のスキルは本家を凌ぐ勢いでした。 『閑話休題』の五段活用は必読です。 今回はアパートの住人として新参者が盛り沢山なんですが、例の如く1人としてまともな人物が出てきません。 これももう好例になりつつありますよね。 まともと言えば、数少ないというか希少種であるまともなキャラ、金子の登場回数がスカウターが壊れんばかりに跳ね上がってます。 彼のファーストネームが明かされる日もそう遠くないかもしれません。 あと、彼の愛犬次郎改めもふ夫がうらやうらやま羨ましいです。 個人的に1番良かったシーンは“墓参り”の場面でした。 偶にあるみーまーのこういうシーンが堪らなく好きです。 もちろん、キャラ同士の掛け合いとかどこまで信じていいのか分からなくなる嘘だらけの地の文とか魅力的なところは一杯あるんですけど、 例えば、2巻のお月見、3巻の真夜中のベランダ、5巻のラストみたいなシーンがなかったら、ここまでみーまー好きになってなかっただろうなぁ、と。 あ、ちなみに誰が誰の墓参りに行くかは是非是非ご自分の目で確かめてください。 色々と目白押しな今巻ですが、みーまーの最大の謎の1つである『にもうとの生死』についてもついに明らかに。 湯女派だけでなく、柚々派、長瀬派にも優しく仕上がっていると思います。 来月には『電女春男』の2巻、再来月にはみーまーの短編集(だと思います)『i』が発売されます。 つまり、夢のような3ヶ月の幕開けです。 ファンとしてはこの刊行ペースはうれしい限り。 速筆、そしてこのクオリティ。 入間さんは本当に地球人ですか?いや、尊敬的な意味で。 もうちっとだけ続くんじゃ(今度は嘘じゃなくて)というあとがきを読んでしまうと、 もう今から続きが待ち遠しくて仕方ありません。 あと、最後に1つ。 絵、普通に上手いじゃないですか、入間父間。
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
嘘つき入間と壊れた人間,
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レビュー対象商品: 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈7〉死後の影響は生前 (電撃文庫) (文庫)
主人公の呼吸をする様に嘘をつく少年が、前巻でズキュゥゥンされ、あとがきでも「次回作にご期待ください」と書いてあり、某雑誌でも完結扱いだった。いやいや、この著者、主人公に負けず劣らず嘘つきですね。(ひねくれ具合も) 今作も前巻まで以上に、嘘に塗り立てられた一冊。 心地よく、最高の嘘が堪能できました。 主人公だけでなく、著者の嘘も今回は楽しめた。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
嘘と諧謔と出鱈目と……目を逸らしたい本当のコト,
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レビュー対象商品: 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈7〉死後の影響は生前 (電撃文庫) (文庫)
前巻のラストを読んだ人ならば、この巻を読むに戦々恐々、訝しくも怖いとそんな気分になるに違いなし。だって、「アノラスト」を読んだら……ねぇ? しかしてそこにあったのは、湯女を主人公とする1つの殺人事件と4人の容疑者、そしてマユによる1つの誘拐事件というそんなもの。果たしてこれはいかなる事件なのか、それを湯女の語りにて追っていくにしかし嘘は多く諧謔は限りなく、出鱈目はそこかしこに、時に真実がぽつりと。 湯女のどうやら悲惨であったらしい過去を窺わせつつ物語は進み、然るに最後に「とんでもないどんでん返し」が待っていた。誰もが驚く、しかし誰もが文句を言わない、むしろ待ち望んでいたそんなものが。極めてアレな精神描写が氾濫し、相変わらずの読み難い文章ながら、それでいてついつい最後まで読んでしまう不思議な作品。「読んでいるテメエの「ナカ」も、同じ様なもんだからじゃねーの?」というそれを認めたくないと思いつつ、否定しきれない――そんな作品です。
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