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嗤うエース
 
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嗤うエース [単行本]

本城 雅人
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

極貧からのし上がった孤高のエース―。人気球団スターズの浪岡龍一は、世間からの称賛を一身に浴びていた。図抜けた才能、明晰な頭脳、打者に向かっていく闘争心。非の打ちどころがない大投手のはずだった。だが、週刊誌が暴力団との交際を報じたことでその評価が揺らぎはじめる。次々と明るみに出るスキャンダル。特ダネ合戦に沸く各メディア。それでも平然とマウンドに立ち続ける浪岡。彼は本当に八百長に手を染めているのか?何のために?どのような手口で?尽きぬ疑問を解消すべく、少年時代の浪岡を知るベテラン刑事と、高校時代のチームメイトである週刊誌記者が、真相究明に乗り出すが…。元新聞記者が書き下ろす、迫真のエンターテインメント。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

本城 雅人
1965年神奈川県藤沢市生まれ。元新聞社勤務。スポーツ紙の記者としてプロ野球、競馬、メジャーリーグなどに関わる。2009年、『ノーバディノウズ』でデビュー。綿密な取材に裏打ちされたリアリティと新人離れしたストーリーテリングで話題となり、同作品で「第1回サムライジャパン野球文学賞」大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 402ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2010/08)
  • ISBN-10: 4344018788
  • ISBN-13: 978-4344018785
  • 発売日: 2010/08
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 398,372位 (本のベストセラーを見る)
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By
40代男性です。
自分自身、高校で野球をし、その後も色々なゲームを観戦したり、プレーしたりして楽しんできました。
さらには、多くの野球ドラマを漫画、映画、歌、読書、などなどでも楽しみました。

この作品は八百長を題材にしているだけに、暗く、疑心暗鬼の雰囲気を持ちながら進んでいきました。読んでいて、興味深い話でした。しかし、「野球の事を悪く言うならば、もう、本城さんの作品は読まないぞ」という、こちらが疑いの気持ちを持ちながら読みました。そんな危うい所も感じさせる内容でした。

結末に驚きました。「本城さんも野球が好きなんだ」と思いました。「野球を正しく愛さない人への憤りをもっているんだ」とも思いました。
必ずしもハッピーエンドではない。しかし、同時に、精一杯生きた一人の野球人の人生を描いてくれたと思います。

他の作品を読むのが楽しみです。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By BLESS
野球賭博の実態を、もとスポーツ記者ならではの視点から描いた社会派サスペンスを期待していましたが
人と人とのつながりは理屈ではなく、望むと望まらず否応なしの絆で結ばれているのだと教えてくれた
少し物悲しい中にも温かななにかを感じる、人間ドラマでした。

主人公がたどりつく運命があまりに悲しくて、ラストシーンは作者を少し恨んでしまいましたが
浪岡の想いがこの究極の状態になってこそでしか語られることがなかったのであれば
必然の運命だったのだ、と納得できました。

他の野球を扱った2作品同様、これを知ってから野球を観戦するともっと面白いという情報も。
野球好き、人情ドラマ好き、の方には、お勧めしたい作品です。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
世間をにぎわせている野球賭博が題材ですが、時代的には少し前の、昭和40年代から50年代を背景にしています。
一概に野球賭博といっても、賭博のからくりなど初めて知る事実は多くて、こういうふうに一般の人を引き込んでいるのかと勉強になりました。確かにこれなら勝てると思って賭けてしまうかも(笑)
各登場人物を通してリアリティーが伝わってきたし、野球が市民の生活にいかに深く根付いてきたか(特に戦後から50年代にかけて)を改めて感じました。スポーツ小説というよりは、社会派小説といったほうがいいかもしれません。
不思議な事にいつの間にか主人公の浪岡に感情移入。でもオチで明かされた浪岡の本音、よく読めば伏線としてところどころ書かれていたことに気づきました。
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