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嗜癖する人間関係―親密になるのが怖い
 
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嗜癖する人間関係―親密になるのが怖い [単行本]

アン・ウィルソン シェフ , Anne Wilson Schaef , 高畠 克子
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

親密になることとは、むさぼりつくす人間関係でも、吸い尽くされる人間関係でもありません。自分の感情や欲求に正直になるには、どうしたらよいでしょうか?本書は、偽りの人間関係を演じることからの回復をめざす。

内容(「MARC」データベースより)

セックスだけを望み他人を誘惑する性的嗜癖、いつか王子様がやって来ると信じるロマンス嗜癖、私だけが我慢すればいいと考える人間関係嗜癖。親密になることを避け、偽りの関係を演じる人々の事例を紹介し、回復への道を探る。

登録情報

  • 単行本: 238ページ
  • 出版社: 誠信書房 (1999/01)
  • ISBN-10: 4414429145
  • ISBN-13: 978-4414429145
  • 発売日: 1999/01
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 408,858位 (本のベストセラーを見る)
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20 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
シェフの場合、以前から物質嗜癖 (例えば、アルコールや薬物など) だけではなく、むしろ彼女の言う「プロセス嗜癖」のダイナミクスに注目する姿勢に特徴があったわけだが、本書では特にセックス、ロマンス、人間関係という3種類の嗜癖について具体的なケーススタディと共に、徹底的な洞察が展開されている。

彼女は、それらが「個別の」嗜癖であることを強調し、そこから結果的に生じるドラマである嗜癖的人間関係とは区別することを主張する。この視点は、「回復」を視野に入れようとする時、きわめて重要である。なぜなら、プロセス嗜癖とは家族や学校、政治システムや社会全体に統合された働きであり、個人の中に生じている嗜癖とは、放置しておけばどんどん悪化し、その人を蝕んでゆく病、単なるドラマではなく、恐ろしい現実だからだ。つまり、その人の仕事や家庭、人間関係に何の問題も見られないからといって、健全であるとは限らない。嗜癖は社会に統合されており、適応も病の一部かも知れない。だからこそ、自分の中にある病と共にあり、それを感じ、名前を付けることは回復への具体的な手掛かりとなるのだ。ただし、それは「テクニック」ではありえない、と彼女は言う。

実際、彼女の近著 "Living In Process" でも“魔法の杖”は示されてはいない。だが、本書でもいわゆる「12 ステップ」を下敷きにして回復のプロセスが語られているように、創造的なコミュニティ、サポート グループの組織化にこそ、現実的な枠組みの萌芽を見ることができるのかもしれない。嗜癖者のひとりとして、私は複雑な気持ちを隠せないが。

このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ご機嫌たまの宅配書店 殿堂入りレビュアー トップ50レビュアー
形式:単行本
 一人でいられないから、 他者と親密に(密着した関係に)なろうとするけれど、
確固とした自分(の存在)がないために、親密になることから逃げ、ますます嗜癖に陥ってゆく。
 
 本書で言う「親密さ」とは、ある意味、自分自身との内的な親密さのことです。親密さの第一条件は、自分自身と親密になること
(例えば、自分の深い感情、気持ち、欲求に折々に気づく、触れること)です。自分自身と(情緒的に)触れ合える時、
情緒的にも成熟するとき、人はハイアー・パワー(あるいは宇宙、神…)とも触れ合うことになると著者は言います。
 そして、自尊心、セルフ・イメージも健全となり、自己開示(感情の正直な表出)も容易となり、
他者との親密さが築けるようになり、嗜癖から徐々に解放されてゆくようです。

 また、後半に紹介されていますが、回復のプロセスの指針として「12ステップ」が
用いられています(著者の体験に基ずく簡潔な解説ものっています)。

 本書前半は、性的嗜癖、ロマンス嗜癖、人間関係嗜癖が
生々しく説明されていて、興味深い(読むだけでその怖さを感じさせられる)ですが、
後半まで読み進むと、共依存的な(偽りの)人間関係と
本来の健全な人間関係との違いがたいへん明確になってきて、また、
辿る道を照らす光(希望)がさしてきます。
(その違いを改めて認識することは効果的だと思います)

 一部からは全体を把握しにくい本なので、
ざっと一読されてから、細部を読み直すとよいかもしれません。

 本書の副題に「親密になるのが怖い」とありますが、(以下、繰り返しになりますが)
ありのままの自分を知ることが怖い、自分と向き合うことが怖い、
これは自分を超えた存在と向き合う怖さも含みます…
また、その結果、他者に自分を知られることが怖い(親密になるのが怖い)というような意味のようです。
この「親密さからの逃避(逃走)」が各種の刺激(嗜癖)です。

 「嗜癖」に身に覚えのない場合でも、 本書を読み通すことで、多くの発見があると思い、
深く知りたい方々におすすめさせていただきます。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
人間関係への嗜癖は親密感からの逃避である。別の言い方をすれば、共依存的概念のさきがけとしての著作です。共依存と言うことばが、やや一人歩きしていると思われるが、シェフ博士の体験と回復の現場から書かれています。人間関係への嗜癖、、、それは様々なアディクション(嗜癖症)と言う障害をもたらします。実に巧妙にして、不可解な関係性の病です。互いの誠の親密さからの逃走であります。これは医療の世界を超えており、回復の道は霊性の中にある。
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