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本書には、その石原が自らの営業経験で得た心得やテクニックが散りばめられている。客に対して「No」というやり方自体は、ベストセラー『売り込まなくても売れる!』や神田昌典の一連の書でも紹介されているが、本書では、セールスパーソン個人の営業のやり方だけでなく、それをサポートする会社側の問題点や課題なども示されている点が興味深い。たとえば、どこまでを会社がサポートすれば数字が上がるか、報告だけではわからないセールスパーソンの本当の問題点は何かなど、営業を経験した者でなければわからない視点が示されている。
セールスパーソン個人に対しては、「物が売れるかどうかということと、商品力は、ほとんど関係がない」「値段と販売数の関係で、値段を下げてもっと売れるようになるのは、『もともとうれているものだけ』」と、ありがちな「商品力」「値段」の言い訳を退ける一方で、「その商品やサービスをお客様が買うことで、お客様にも利益が発生している」という原則を示して励ましてくれたりする。欲を言えば、著者本人の生々しいエピソードをもっと盛り込んで欲しかったが、セールスパーソンやセールスマネジャー、経営者の心得書としては、読みごたえのある1冊である。(土井英司) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
自費出版が口コミで17,000冊以上売れ、日本中で話題になった石原明の代表作が
文庫サイズで帰ってきました。
さらに今回は、今やマーケティング理論のスタンダードとなった
「石原式4ステップマーケティング」の解説を丸ごと1章追加した超お得版!
常にカバンに入れて、何度でも読み返して欲しい一冊です。
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この本を読んだ後、アポを取る時、お客に合わせようとするのではなく、なるべく自分に合わせるようにすることにした。断りどころには、しっかりNoを言えるようになりました。
それでも、売り上げは落ちていません。ストレスは少なくなりましたよ。
しかし、読み進めていくにつれ「あれれ、これは想定していた本とかなり違うぞ」となり、「うむむ、良く書かかれているな」になり、最後は「マイッタ。素晴らしい本だ!」という気持ちになりました。
すごいと思った点をさっくばらんに挙げさせていただきますと、まずは「あなたはどんな営業マンから買いたいですか?」という問いかけでした。
私を含め多くの人たちは「営業マン=断らない人、我慢強い人、腰の低い人、ぺこぺこする人、お客の奴隷」みたいな目でしか見ていないと思います。それが、ちょっとマセた大学生にして「僕は営業だけはやりたくない」と言わしめている風潮につながっていると思います。そして、私もそういったイメージでした営業マンを捉えられていませんでした。 しかし、「あなたはどんな営業マンから買いたいですか?」という石原さんの問いかけを考えてみることによって、確かに「売れてる営業マンから買いたい」と思うし、そういう優秀な営業マンであれば、無理に値段を下げる必要もないし、強気な営業をしてもおかしくないとわかってきました。考え方が180度逆になったのです。
次にすごいと思ったのは、そういった個々の営業マンのレベルを超えて、それを企業の営業戦略全体に落とし込んでいることろです。上述のように営業マンはお客に逆らわずぺこぺこ仕事を取るという発想からは、こうした展開は生まれてこないでしょう。「営業」を集客、見込み客のフォロー、販売、顧客化という4つのフェーズに分解し、それを同時に営業マンに負わせるのではなく、他の部署と分担して負担を減らせという提案を行っているのには、ビックリしました。確かにこれら4つのフェーズを負わされた営業マンの疲れは計り知れないものでしょう。これではいい営業をすることは難しいと思いました。
以上のようなことを考えながら読み続けていくと、営業もやりようによったら楽しいなあと思えるようになって来ました。そして、自分もたまに嫌だなと思いながら行うお客とのやり取りを、堂々とやれるような気になってきました。
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