本書には、その石原が自らの営業経験で得た心得やテクニックが散りばめられている。客に対して「No」というやり方自体は、ベストセラー『売り込まなくても売れる!』や神田昌典の一連の書でも紹介されているが、本書では、セールスパーソン個人の営業のやり方だけでなく、それをサポートする会社側の問題点や課題なども示されている点が興味深い。たとえば、どこまでを会社がサポートすれば数字が上がるか、報告だけではわからないセールスパーソンの本当の問題点は何かなど、営業を経験した者でなければわからない視点が示されている。
セールスパーソン個人に対しては、「物が売れるかどうかということと、商品力は、ほとんど関係がない」「値段と販売数の関係で、値段を下げてもっと売れるようになるのは、『もともとうれているものだけ』」と、ありがちな「商品力」「値段」の言い訳を退ける一方で、「その商品やサービスをお客様が買うことで、お客様にも利益が発生している」という原則を示して励ましてくれたりする。欲を言えば、著者本人の生々しいエピソードをもっと盛り込んで欲しかったが、セールスパーソンやセールスマネジャー、経営者の心得書としては、読みごたえのある1冊である。(土井英司) --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。
自費出版が口コミで17,000冊以上売れ、日本中で話題になった石原明の代表作が
文庫サイズで帰ってきました。
さらに今回は、今やマーケティング理論のスタンダードとなった
「石原式4ステップマーケティング」の解説を丸ごと1章追加した超お得版!
常にカバンに入れて、何度でも読み返して欲しい一冊です。
登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ペコペコ営業は卒業しよう。,
By
レビュー対象商品: 営業マンは断ることを覚えなさい (アスカビジネス) (単行本)
僕は営業をやっているけれども、この本の内容は真実だと思う。僕の周りに、トラブルをよく持ちかけてくる同僚がいるが、その人たちはお客に対して、Noがはっきり言えないのではないかと思ってしまう。 断ることによって対等な関係を築くと言うのは納得。 この本を読んだ後、アポを取る時、お客に合わせようとするのではなく、なるべく自分に合わせるようにすることにした。断りどころには、しっかりNoを言えるようになりました。
17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
断れるしくみを作りなさい,
レビュー対象商品: 営業マンは断ることを覚えなさい (アスカビジネス) (単行本)
インパクトのあるタイトル。確かに前半はそれに沿った内容で、従来の営業ノウハウ書に慣れた人にとっては、それだけでも衝撃的かも。しかし、そこで終わらないところがミソ。実はサブタイトル「経営者は断れるしくみを作りなさい」こそが本書の真骨頂。ページ数もこちらの方が多い。 営業マン個人のテクニックでなく、しくみの作り方を詳しく解説しているので、多くの業種に当てはまるはず。 個人的には、「囲い込み」とか「信者」といった、顧客に対して失礼な言葉が使われていないことにも好感が持てます。 著者が自ら発行している同名のメールマガジンの読者は、著者が「今回加筆した内容はかなり勇気を持って書きました」と語った部分を探すのも面白いですよ。
14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
素晴らしい本,
By カスタマー
レビュー対象商品: 営業マンは断ることを覚えなさい (アスカビジネス) (単行本)
私は昔から「営業マンは断ることができない」と信じていました。だから、最初にこの本の題名を見たとき、恥ずかしながら「ははーん、奇を衒った題名にして(本を)売る手法だな」と思いました。しかし、読み進めていくにつれ「あれれ、これは想定していた本とかなり違うぞ」となり、「うむむ、良く書かかれているな」になり、最後は「マイッタ。素晴らしい本だ!」という気持ちになりました。 私を含め多くの人たちは「営業マン=断らない人、我慢強い人、腰の低い人、ぺこぺこする人、お客の奴隷」みたいな目でしか見ていないと思います。それが、ちょっとマセた大学生にして「僕は営業だけはやりたくない」と言わしめている風潮につながっていると思います。そして、私もそういったイメージでした営業マンを捉えられていませんでした。 しかし、「あなたはどんな営業マンから買いたいですか?」という石原さんの問いかけを考えてみることによって、確かに「売れてる営業マンから買いたい」と思うし、そういう優秀な営業マンであれば、無理に値段を下げる必要もないし、強気な営業をしてもおかしくないとわかってきました。考え方が180度逆になったのです。 次にすごいと思ったのは、そういった個々の営業マンのレベルを超えて、それを企業の営業戦略全体に落とし込んでいることろです。上述のように営業マンはお客に逆らわずぺこぺこ仕事を取るという発想からは、こうした展開は生まれてこないでしょう。「営業」を集客、見込み客のフォロー、販売、顧客化という4つのフェーズに分解し、それを同時に営業マンに負わせるのではなく、他の部署と分担して負担を減らせという提案を行っているのには、ビックリしました。確かにこれら4つのフェーズを負わされた営業マンの疲れは計り知れないものでしょう。これではいい営業をすることは難しいと思いました。 以上のようなことを考えながら読み続けていくと、営業もやりようによったら楽しいなあと思えるようになって来ました。そして、自分もたまに嫌だなと思いながら行うお客とのやり取りを、堂々とやれるような気になってきました。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|