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喰いたい放題 (光文社文庫)
 
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喰いたい放題 (光文社文庫) [文庫]

色川 武大
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

私のこれまでの五十年を通じて、一番印象に残っているのは、敗戦前後の飢餓時代に、たまに口にすることのできた銀シャリだった(「あとがき」より)。そう書く著者が喰べ物について心がけている唯一のことは、米とか、味噌とか、豆腐とか、日常茶飯の物をこそ吟味すること。豪快無比な人生を味わい深く彩る食の数々。口腹の悦びに満ちた名エッセイ集。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

色川 武大
1929年東京生まれ。雑誌編集者などを経て文筆活動に入る。’61年「黒い布」で中央公論新人賞、’78年『離婚』で直木賞、’89年『狂人日記』で読売文学賞を受賞。また阿佐田哲也名義で『麻雀放浪記』等のギャンブル小説を多数発表。’89年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 267ページ
  • 出版社: 光文社 (2006/4/12)
  • ISBN-10: 4334740553
  • ISBN-13: 978-4334740559
  • 発売日: 2006/4/12
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By イサーン太郎 VINE™ メンバー
形式:文庫
豆、玉子、フライ、蕎麦、カレー、大食、酒、ダイエットなど

普通の場所で食べた普通の食べ物と食べ物にまつわる回想だ。

普通の話しを普通に話されても共感は呼ばないが、普通に見え

て普通でない、さりげない名文が本書を読ませるのだ。

色川武大を名文章家に挙げる人は寡聞にして知らないが、私は

彼を現代名文章家中に加えることにいささかの戸惑いもない。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
最初の一編「練馬の冷やしワンタン」を読んで、ああ、いい本にめぐり合ったなぁと思いました。文のリズムが自分にとても合っているのです。通勤電車の中で読んでいましたが、声に出してして読みたくなる、心地よいリズム。

『喰いたい放題』の書名の通り、食にまつわる随筆ですが、美食だとか薀蓄だとかではなく、色川さんの食欲の話。ナルコプレシーの関係もあり日に何度も食べたり、食事制限の中時折爆発したように食べたり。
急に食べたくなったものを探しに近所を自転車で走り回る。自転車のシーンが何回か出てきましたが、気に入っています。やっぱり、ここの店のはうまいから食べる、ではなく、食べたいものがうまい、なのですよね。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By TaroTaro トップ500レビュアー
形式:文庫
レストランや美味しい食べ物を紹介するというよりは、食べ物を巡る身の周りの出来事や想い出が書かれたエッセイである。著者もあとがきで触れているのだが、食欲は旺盛で何でも“ガツガツ”食べる。

医者から“いいのは胃腸だけ”と言われた著者は、ある日ジャガイモコロッケが食べたくなる。でも脂肪が良くないと言われているので、コロモのないコロッケを作って食べる。要するに卵やパン粉をつける前のタネである。その姿を想像するとなんともいえないおかしいのだが、著者の数々の病気を思うとチョット哀しい。彼がこだわるのは、ご飯、豆等の日常の食べ物なのだがそれが如何にも彼らしい。著者(色川・阿佐田)の作品の多くを読んできた私もそうでなきゃと思ったりもする。

私はソバの美味しさを記した「ソバはウドン粉に限る」が読みたくて長年この作品を探していた(マーケットプレイスで買おうと思えば買えたのだが…)のだが、期待を裏切らない本当に著者らしい作品であった。そう、ソバはウドン粉に限るのである。

この作品はエッセイであるはずなのだが、「大物喰らい」のように著者(この場合あくまで色川武大であるが)が書く私小説に仕上がっているかのような作品もあり、色川武大の世界がいっぱい詰まったエッセイである。ファンならずとも読んで損はない。
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