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喪失記 (角川文庫)
 
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喪失記 (角川文庫) [文庫]

姫野 カオルコ
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

カトリック神父のもとで育ったイラストレーター・理津子の前に、本能のままに生きる男・大西が現れた。精神と肉体の変化、個人と社会の関わりを残酷なまでに孤独な女性を通して描ききった力作長編。

内容(「BOOK」データベースより)

33歳、処女。「女」であることを許さずに生きてきた歳月をいまゆっくりと咀嚼する…あまりにも素直であまりにも残酷な、生身の女の告白。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 250ページ
  • 出版社: 角川書店 (1997/12)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4041835062
  • ISBN-13: 978-4041835067
  • 発売日: 1997/12
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 149,667位 (本のベストセラーを見る)
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13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 恋は巷にあふれているようで・・・, 2001/4/20
レビュー対象商品: 喪失記 (角川文庫) (文庫)
お金を払って友人の男性にキスを求める行為は、卑屈でも奇妙でも何でもない。それが主人公にとっての倫理なのだから。 恋愛至上主義の時代、この作品に共感すると言うのは勇気がいることかもしれない。しかし、「自分が愛されるはずはない」という悲痛な確信は、さまざまに傷を負って生きている人たちに共有されるはずだ。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 せつないほどに不器用, 2006/1/30
By 
美花絵留 - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 喪失記 (角川文庫) (文庫)
「ドールハウス」に継ぐ、第2部ということですが、そちらは未読です。
「私は男に飢えていた」という衝撃的なコピーのままに、普通の人ならすんなり超えていくであろう性の階段を、なかなか上りきることの出来ない主人公。決して醜いわけでもなく、知識がないわけでもない。そのジレンマをせつなく描いています。
彼女にとって異性とのかかわりは、「一緒に食事をすること」。その描写は繊細で、読み手までもが、「ぐう〜」とおなかを鳴らしてしまうほど。考えてみれば、「食べる」という本能を満たすことは、ちょっとエロスも感じますね。
現代には意外とこうした悩みを抱えた女性は多いかもしれないと、ふと思いました。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 自分を大事に、自分の為に生きて。, 2003/9/13
レビュー対象商品: 喪失記 (角川文庫) (文庫)
私はこの人には釣り合わないから。
私にこんなことする資格がないから。

自分の欲求をひたすら抑制し、
周りのイメージや願望を優先してきた処女の理津子が、
30を過ぎて、初めて自分の欲求と向き合うこと。
それは、自分を卑下し、他人との関わりを絶って生きてきた、
自分の過去を振り返るという作業だったのです。

偶然出会った大西という男と食事をし、語ることで、
一風変わった天麩羅の食べ方も、
欲望を殺して生きてきた過去も、
すべてを受け入れてもらったが、
そんな彼も身体までは受け入れてくれなかった。

「私は男が欲しい。」

初めて自分が女であることを認め、
初めて自分が愛される対象でありたいと思った理津子は、
きっとこれからの先の人生を、

自分を大事にし!、自分の為に生きるであろう、と確信しました。

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