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善悪の彼岸へ
 
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善悪の彼岸へ [単行本]

宮内 勝典
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

オウム真理教はなぜ生まれ、なぜあのような事件が起きたのか。文学の衰退とオウムの台頭は通底しているように思われると述べる著者が、その病理や思想、教義の闇を論破し、現代の指針を探る。

内容(「BOOK」データベースより)

若者たちは、なぜオウムに走ったのか。いま、世界に不気味な明るい闇が拡がっている。人間の未来を問い続ける作家が、オウムの教義を徹底検証、論破する。

登録情報

  • 単行本: 312ページ
  • 出版社: 集英社 (2000/9/5)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087744760
  • ISBN-13: 978-4087744767
  • 発売日: 2000/9/5
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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24 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
この著者が信用できるのは、オウムを考えるにあたって自分が傷つくことをぜんぜん恐れていないことだ。

これまでにオウムについての本はかなり出ている。しかしそれらはどれもオウムの問題を外面から客観的に見てみたもので、まるでそれは自分とぜんぜん関係がないかのような観察対象としてのものが多い。そういうものは上品だが、あまり役にはたたない。しかしオウムは日本社会全体の問題、日本人の精神性の根本にかかわる問題であって、真剣に考えようとするならば、自分のうちに痛みを抱えざるを得ないものだ。ほとんどの人が避けているこの問題に、著者は真正面から取り組んでいる。オウムの問題を自分にひきつけて考える中で、タントラの秘密に迫り、仏教がひそかに持つニヒリズムまで指摘している。そういった態度にはとても勇気を感じさせる。まじめに日本人の精神性・宗教性を考えているのはこの人だけではないかとすら思わせる迫力がある。

このレビューは参考になりましたか?
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By svn32
形式:単行本
 いつの世にも宗教はありました。そして、それらが、数々の魂を救い、また、神の名の下に殺人を繰り返していたのは事実です。

 この本では、私たちに潜在的にある「救われたい」という気持ちと、「宗教体験によって光が見えるのは当然」という立場で書かれています。

 オウムを擁護するのでもなく、かといって、批判するのではなく、「人間」に備わっている、「何かを信じたい心」の見本としてオウム真理教を扱っています。

 ここまで、人の精神の領域で「オウム真理教」を語った本は初めてでしたので、一読の価値があります。

 この本を読んでから、自己を考えますと、サリンを撒いた信徒と、我々とが、どこが違うのかが分からなくなります。

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