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46 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
ハードでも本格でもない「ライト」なSF,
By ただただし (神奈川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 啓示空間 (ハヤカワ文庫SF) (文庫)
ライトSFとして読めば、ふつーに面白いと思う。だが、帯にあった「今年度ベスト1のSF」というコピーには同意しかねる。だいたい、『ディアスポラ』の直後にこんなコピーを付けた本を出版するハヤカワは、厚顔というより、誠実さに欠ける。解説によれば作者は元科学者なので考証もばっちりということらしいが、その考証に本当っぽさを感じない。SFである以上、書いてあることの大半がウソなのは了解事項なんだから、あとはいかにウソをホントらしく見せるかが作家の腕の見せ所である。元科学者だからハードSFが書けるとは限らない。 1000ページもあるからか、話の動きがトロい。200ページくらいからやっと物語が始まる。おまけに種明かしは900ページを過ぎてから。もっと圧縮して、500ページくらいにしてくれれば、よくできたスペオペになっていたかも知れないのに。 ハードSFと呼ぶには骨太さが足らないし、本格SFかといえば重厚感に欠ける。だから「ライトSF」。肩の力を抜いて軽い気持ちで読めば、やや格の落ちるスペオペとして楽しめるだろう。もっとも力を抜こうにも、1000ページを越えるこの厚さでは肩の方が凝ってしまうのだが。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
宇宙冒険SF,
By
レビュー対象商品: 啓示空間 (ハヤカワ文庫SF) (文庫)
宇宙を舞台にしたスケールの大きい派手なSFが読みたいと思い、この本を手にとりました。内容は期待通りでした。 宇宙に不思議な空間があり、それが過去に滅亡した異星民族と関わりが有るのか無いのかを探っていく・・・。時間や空間のスケールは壮大です。 アクションやミステリーあり、たくさんのSF的アイデアも詰め込まれています。 プロットもよく練られているし、とにかくキャラクターがいいです。 近光速船インフィニティ号が素晴らしいです!魅力的な宇宙船とそれに負けない程、個性的な乗組員達。これだけで読んだ価値がありました。 200ページぐらいから、物語が面白くなります。どっぷりとこの世界にひたれます。 デイヴィッド・ブリンの知性化シリーズが好きな方は是非。
13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
“重厚な”SFライトノベル,
By レグルス (兵庫県神戸市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 啓示空間 (ハヤカワ文庫SF) (文庫)
創元SF文庫みたいなカバーと、ミステリならともかく、SFでは異例の1冊で1000ページを超えるボリューム、 シンプルで格好良いタイトル (しかも邦題でいじったのではなく、原題の直訳)と、 書店でも一目で「何か違う」ことを主張する本です。 「人類の存亡をかけた戦いをグランドスケールで描く」 と帯にありますが、 本作で描かれるのは壮大なスケールの宇宙戦争ではなく、 1隻の、しかも少人数が乗った宇宙船の乗組員が 謎の星に調査に向かう、ある種のファースト・コンタクトもの。 特に序盤は章が変わるまでもなく、 改行+1行あけで描写人物が変わる3本立て構成なので非常に読みづらいです。 ラストにはクラークの<モノリス(2001年)シリーズ>のイメージがダブったりも…。 これだけ長いわりには啓示空間の描写などが淡泊なのは拍子抜けのような気もします。 他の方も書かれているように、ライトノベルSFとして読めば、 充分楽しめるかと思います。
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