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解説によれば作者は元科学者なので考証もばっちりということらしいが、その考証に本当っぽさを感じない。SFである以上、書いてあることの大半がウソなのは了解事項なんだから、あとはいかにウソをホントらしく見せるかが作家の腕の見せ所である。元科学者だからハードSFが書けるとは限らない。
1000ページもあるからか、話の動きがトロい。200ページくらいからやっと物語が始まる。おまけに種明かしは900ページを過ぎてから。もっと圧縮して、500ページくらいにしてくれれば、よくできたスペオペになっていたかも知れないのに。
ハードSFと呼ぶには骨太さが足らないし、本格SFかといえば重厚感に欠ける。だから「ライトSF」。肩の力を抜いて軽い気持ちで読めば、やや格の落ちるスペオペとして楽しめるだろう。もっとも力を抜こうにも、1000ページを越えるこの厚さでは肩の方が凝ってしまうのだが。
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